東映動画初期劇場アニメ ウェブ配信と廉価版DVDで登場 | アニメ!アニメ!

東映動画初期劇場アニメ ウェブ配信と廉価版DVDで登場

 東映動画(現東映アニメーション)が1950年代から70年代にかけて製作した劇場長編アニメの名作がこの夏にインターネットと廉価版DVDで相次いで登場する。
 インターネットの配信は、東映アニメーションの提供する「東映アニメBBプレミアム」の6月の新作ラインナップ

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 東映動画(現東映アニメーション)が1950年代から70年代にかけて製作した劇場長編アニメの名作がこの夏にインターネットと廉価版DVDで相次いで登場する。
 インターネットの配信は、東映アニメーションの提供する「東映アニメBBプレミアム」の6月の新作ラインナップで6月1日配信スタート、DVDは東映ビデオから全19作品が7月1日に各3150円(税込)で限定版にて発売される。戦後日本を代表する作品群が、手軽に楽しめるようになる。

 6月1日から配信されるのは、東映動画の劇場第1作で国内外から高い評価を受けた1958年の作品『白蛇伝』から始まる6作品である。『白蛇伝』は現在の日本アニメの原点ともされる作品で、そうした作品が最新技術であるインターネットで視聴出来るようになることに時代の変化を感じさせる。
 さらに1965年の『ガリバーの宇宙旅行』、『太陽の王子ホルスの大冒険』(1968年)、『長靴をはいた猫』(1969年)、『空飛ぶゆうれい船』(1969年)、『どうぶつ宝島』(1971年)である。『太陽の王子ホルスの大冒険』は、総作画枚数15万枚、制作には現在の日本アニメを支える宮崎駿氏、高畑勲氏らも参加する。

 また劇場アニメに加えて、東映動画初のテレビアニメシリーズ『狼少年ケン』の配信も開始する。こちらは全86話のうち29話となるが、日本のアニメ史を知るうえでも必見の作品であろう。
 いずれも「東映アニメBBプレミアム」内の「東映アニメ・レジェンド」とブランドで配信される。価格はテレビシリーズが1話105円、劇場作品は1作品368円(いずれも税込)となる。

 7月1日から期間限定での劇場作品DVD廉価発売のラインナップは1958年の『白蛇伝』から1971年の『アリババと40匹の盗賊』、『銀河鉄道999』(1979年)などである。このなかには「東映アニメBBプレミアム」ではまだ配信されない『わんぱく王子の大蛇退治』(1963年)や『サイボーグ009』(1966年)といった作品も含まれている。
 PCの画面でなく大きな画面で見ておきたい、あるいは作品を手元に残しておきたい作品については、こちらがお薦めとなる。

東映アニメBBプレミアム /http://www.anime-bb.com/

6月1日配信開始作品
【TV アニメ作品】
『狼少年ケン』(第1話~第29話)
【劇場作品】
『白蛇伝』(78分)
『ガリバーの宇宙旅行』(80分)
『太陽の王子ホルスの大冒険』(82分)
『長靴をはいた猫』(80分)
『空飛ぶゆうれい船』(60分)
『どうぶつ宝島』(78分)
《animeanime》
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