米国・ロサンゼルスに拠点を持つデジタルマンガは、同社が企画する2008年の新しいオタク向け日本ツアー・ポップジャパントラベルのラインナップを発表した。 ポップジャパントラベルは、米国人向けに日本のポップカルチャーをテーマにした日本ツアーを専門に企画する旅行ブランドである。 近年、欧米やアジア各国で増えている日本ポップカルチャーをテーマにした旅行企画の老舗である。2003年の事業開始以来、秋葉原や中野、コミックマーケット、東京ゲームショウなどのオタクをテーマにした数多くのツアーを催行して人気を博してきた。 ポップジャパントラベルジャパンを運営するデジタルマンガは、米国でアニメ・マンガ関連ビジネスを手がけている。ファンのニーズにより熟知していることから、一般的なオタクツアーと較べても内容が濃いことで人気を集めている。 今回発表されたラインナップのなかでも特に注目されるのが、「2008腐女子パラダイスヤオイツアー」、「ダークサイドゴスロリツアー」と題された女性向けのふたつのツアーである。 デジタルマンガは、昨年も女性向けのヤオイツアーを開催し、大きな話題を呼んでいる。同社はマンガ出版部門の主力作品をボーイズラブとしており、この分野に大きな強みを持つから、ポップジャパントラベルの主力商品と言えるだろう。 「腐女子パラダイスヤオイ」のほうは、ヤオイの聖地とも言われる乙女ロード、ヤオイカフェ、ヤオイ作家とのミーティングなどを用意している。さらに夜には六本木金魚なる18歳未満不可のスポットに訪れることから、デジタルマンガのマンガ作品と同様にかなりディープな内容になりそうだ。 また「ダークサイドゴスロリツアー」は、米国初のゴシックロリータツアーと名を打って、ゴスロリ有名ブランドでのショッピング、ビクトリア調をテーマにしたレストラン「Christon Café」などが組み込まれる。 ツアーはいずれも来年4月11日から4月18日の催行を予定している。また料金はロサンゼルスからの往復の航空券代とホテル代、空港の送迎バス代など含めておよそ2000ドル(約23万円)である。 現在日本政府は国をあげて訪日観光客の増加を目指している。そうした観光客増加の切札としてアニメやマンガといった日本ポップカルチャーの魅力の利用した秋葉原ツアーなどの企画などを後押ししいている。 しかし、現実はさらにその先を行き、海外の日本カルチャーファンのニーズは、さらに深く、細分化し、多様化している。また、「ヤオイ」や「ゴスロリ」で日本ツアーが成り立ってしまうほど、米国女子のオタク化も進んでいると言えそうだ。ポップジャパントラベル /http:// www.popjapantravel.com デジタルマンガ(Digital Manga .INC) /http://www.emanga.com/
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