アニメ製作会社のアニプレックスは、インターネットと携帯電話向けのコンテンツ配信とライセンス管理をする子会社番町製作所の設立した。 また、この番町製作所を通じてアニメをコミック仕様に仕立て携帯電話向けに配信する新サービス「ぱらぱらアニメ」を6月1日から開始した。 番町製作所は、アニプレックスがこれまで行って来たインターネット事業を主に担当する。同社のネットワーク事業戦略子会社と位置づけられている。 携帯電話向けデジタルコンテンツの制作と販売、サイトの運営、それに海外向けの携帯電話向けコンテンツの販売を2大事業として展開する予定である。会社は4月12日に既に設立済みで、資本金は1億円、全額アニメプレックスが出資する。 その番町製作所が行う最初の事業が、人気アニメをコミックス形式にして携帯向けに配信する「ぱらぱらアニメ」である。6月1日より既に、よりボーダフォンライブ!で提供を開始している。 サービス開始時には、アニプレックスの持つ作品のなかから「BLOOD+」、「かみちゅ!」、「R.O.D」などの人気アニメが提供されている。アニプレックスは、今年中に10数タイトルまで追加したいとしている。 「ぱらぱらアニメ」は、いわば携帯向けフィルムコミックといえるだろう。動画配信が増えてきたとはいえ、携帯コンテンツの配信はまだまだ静止画が主流を占めている。こうしたアニメコミックは、そうしたストレスなく携帯電話でアニメをみたいニーズに応えたものである。 また、携帯コミックの普及と伴に、新たな成長分野として注目されている分野である。/アニプレックス
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