コミコン2005開幕 | アニメ!アニメ!

コミコン2005開幕

 世界最大のコミック展覧会のコミックコンインターナショナル2005が7月13日木曜日の夜に米国カリフォルニア州のサンディエゴ・コンベンションセンターで開催した。通称コミコンとして知られる同イベントは、今年で36年目になる。
 元々は米国コミックのビジネスショー

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 世界最大のコミック展覧会のコミックコンインターナショナル2005が7月13日木曜日の夜に米国カリフォルニア州のサンディエゴ・コンベンションセンターで開催した。通称コミコンとして知られる同イベントは、今年で36年目になる。
 元々は米国コミックのビジネスショーとして始まったが、90年代後半にビジネス領域をゲーム、特撮、映画、アニメ、マンガといった関連領域に広げることで爆発的に成長した。90年代半ばの参加者数は5000人から1万人に過ぎなかったが、今年の参加者はおよそ10万人を見込んでいる。今では、多くの業界関係者やファンを惹きつける米国サブカルチャーの一大イベントである。
 イベントの内容は、コミックや映画のビジネスセミナーを中心に企業ブースによる企業の宣伝やサイン会、上映会、各種コンテストが含まれている。また、招かれるゲストも数え切れないほど多く、中にはSF作家のレイ・ブラッドベリーや女優のナタリー・ポットマンといった他分野の有名人も含まれている。

 米国のコミックだけに留まらずアメリカのサブカルチャー全体に広がるコミコンには、日本アニメやマンガ関連企業や玩具メーカーなどの進出も目立っている。幅広い消費者に宣伝する点から、日本アニメに特化したアニメエキスポ以上に日本企業の関心も高い。
 アニメ関連では、アニメ関連セクションがあり日本アニメを集中的に上映する試写室が3ホール設けられる。また、カートゥーンネットワークによるプロダクションIG制作のアニメ『IGPX』の専門パネルが監督の本郷みつる氏も招いて予定されているなどアニメの枠を超えた場での存在感も高い。
 小学館系のVIZメディアはマンガ以外に、VIZメディア・アニメパネルを設けて『犬夜叉』、『烈火の炎』、『ポケモン』のほか新作紹介も行うとしている。バンダイグループは日本アニメでなく、米国アニメーションでバンダイが商品展開をしている『ティーンタイタンズ』に力を入れており、この作品の声優を招いたサイン会などを企画している。

 また、勢いを増すマンガ関連企業でも積極的な攻勢が目立っている。米国のマンガ翻訳出版のTOKYOPOPは、アニメエキスポ2005でも配布したマンガ情報のフリーマガジン“TAKUHAI”を会場で配布する。また、ダークーホースは、遠藤浩輝氏の『EDEN 1―It’s an Endless World 』とゲームソフトの『攻殻機動隊1.5』、マンガ版『Gungrave』などを取り上げる予定である。

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《animeanime》
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