実写?それともアニメ?
80年代半ばにアニメ化されたあだち充氏原作の人気コミック『タッチ』が実写映画化されるという。監督は犬童一心氏で、「世界の中心で、愛をさけぶ」でヒロインを演じた長澤まさみがヒロイン役の南を演じる。また、ビックコミックオリジナルに連載中の人気コミックで累
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さらに、大ヒット少女コミックで累計販売部数が1700万部を超える矢沢あい原作『NANA』も映画化される。監督は大谷健太郎で主演は中島美嘉と宮崎あおい、相手役には松田龍平、成宮寛貴、玉山鉄二が決まっている。
最近、相次いで発表された人気コミックの実写映画に注目している。人気コミックからの実写映画化やドラマ化は珍しくないが、本年相次いだ往年の人気アニメ『デビルマン』や『キュティーハニー』、『キャシャーン』の実写映画化と合わせてみると興味深い。海外ではアニメーション映画に大人が足を運ぶ習慣がないため、たとえ人気コミックであっても映画化する際には必ず実写が検討されるという。日本市場でも同様の傾向が出てきているのだろうか。日本ではアニメ作品であることで、大人が劇場で作品を選ばないといった習慣はない。それでも大人向けのアニメ作品は比較的マイナーな映画と見なされがちである。最近のゴールデンタイムからアニメ作品が消えつつある現状も考えると、アニメが全体に細分化されたマーケット向けのメディアに傾きつつあるのでないかとの懸念材料である。
相次ぐ実写での映画化は、より幅広い観客を呼び込むための方法なのだろう。しかし、商品展開力を考えた時にはアニメの力が実写より遥かに大きいのも確かである。マンガの映像展開を実写でするかアニメでするかは、ファン層やマーケティング展開を考えながらの決断なのだろう。
/NANA公式サイト
/集英社
/ビッグコミックオリジナル
/東宝

