3月31日より東京ビッグサイトで開催される東京国際アニメフェアで開催されるシンポジウムの各パネルの詳細が公表され登録が開始されている。これらのシンポジウムは、アニメフェアの中のビジネスデイ(3月31日、4月1日)に開催されるビジネス向けのパネルである。前回はビッグサイト内の会議室で開催され展示場から離れていたため移動などに不便さがあったが、今回は展示場内に設けられた特設シアターA、Bを利用するようである。これにより、移動の手間はかなり軽減されそうだ。 今回、開催されるシンポジウムは全部で10パネルになり、昨年の8パネルから2つ増加した。それに加えて東京財団と日本動画協会が主催するアニメーション感想文(評論文)コンテストの結果発表とシンポジウムが別に設けられている。 前回と同様、海外の動向や共同制作といった海外関連のビジネスが目につくほか、制作技術や資金調達のパネルも引続き設けられている。さらに、今年の特徴は新たに人材育成関連(『アニメ産業における人材育成』)と著作権関連(『アニメ海賊DVDの最前線』)のパネルが加わっていることだろう。 これは、この一年の間にアニメビジネスに関わる問題領域がそれだけ拡大していることの裏づけであろう。また、主催者側もそうした情報へのニーズがあると判断しているに違いない。開催されるパネルのタイトル『欧米の最新アニメ市場と日本企業の次の一手』『最新劇場アニメ大作に見るデジタル制作新潮流』『新トレンドー実写からアニメへ!』『著作権シンポジウム ~アニメ海賊版DVDの最前線』『アニメ産業における人材育成』『デジタル統合されるか? アニメ制作・運用技術の最新トレンド』『海外から見た日本のアニメ』『新時代の日中共同制作、世界配給』『アニメーション制作の資金調達最新情報』『日中韓国際アニメシンポジウム ~アニメ制作環境の課題と展望』詳細は東京国際アニメフェアのサイトで確認ください。/東京国際アニメフェア