1970年代にテレビ放映され一斉風靡した名作アニメ『アタックNo.1』が、テレビ放映開始から40周年を迎える。番組は『週刊マーガレット』(集英社)に連載された浦野千賀子さんの原作を基に、テレビアニメ化された。放送開始は1969年12月7日、全104話が制作された。 女子バレーボールの名門校に学園に転校してきたヒロイン鮎原こずえが仲間と伴に、全国、そして世界を目指す。日本のスポーツアニメを代表する作品である。 『アタックNo.1』が放映された70年代は、オリンピックなどで日本がソビエト連邦とバレーボールの金メダル、銀メダルを競い合っていた時代である。日本全国でバレーボール熱が高まっていた。 原作は少女マンガだが、こうした時代を背景に、国民的な人気を生み出した。番組はその後たびたび再放送され、鮎原こずえはアニメで最も知られるヒロインの一人となっている。 番組を製作した東京ムービーを引き継ぐトムス・エンタテインメントは、『アタックNo.1』のコンテンツホルダーとして、今後もさまざまな商品企画とサービスを通して作品の魅力を伝えていくとしている。 トムスでは、現在、同社が運営する「ムービースクエア」などのインターネット配信で番組を届けている。また、とちぎテレビでは、放送40周年として12月3日よりテレビシリーズ全104話の再放送を開始した。 さらに番組関連では、今年11月18日に音楽を担当した渡辺岳夫さんによる楽曲を集めたCD「『アタック№1』オリジナル・サウンドトラック」がウルトラヴァイブから発売された。CDは今回新たに発掘された幻の音源が含むものとなっている。さらに劇場版『アタック№1』全4作を収録したDVDが、タキ・コーポレーションより発売されている。 いずれも40年間の変わらぬ人気を感じさせるものだ。『アタックNo.1』は日本のアニメ史を代表する作品として、今後も愛され続けるに違いない。画像: (C)浦野千賀子・TMSトムス・エンタテインメント /http://www.tms-e.co.jp/『アタック№1』オリジナル・サウンドトラック/http://ultra-vybe.syncl.jp/?p=diary&di=254466劇場版『アタックNo.1』/http://www.taki-c.co.jp/cont/atack_no1/index.htmlムービースクエア内『アタックNo.1』/http://www.moviesquare.jp/tmo/catalog.aspx?c=atno1