「トトロの森」を守るイラストオークション ピクサースタジオで開催 | アニメ!アニメ!

「トトロの森」を守るイラストオークション ピクサースタジオで開催

 埼玉県所沢市にある自然の森「トロロの森 狭山丘陵」を守るため、世界中のアーティストが作品を提供するイラストレーションのオークション大会行われる。9月6日に米国・サンフランシスコ市郊外のピクサースタジオを会場として開催する。
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 埼玉県所沢市にある自然の森「トロロの森 狭山丘陵」を守るため、世界中のアーティストが作品を提供するイラストレーションのオークション大会行われる。9月6日に米国・サンフランシスコ市郊外のピクサースタジオを会場として開催する。
 作品を提供するアーティストは、いずれも宮崎駿監督の劇場アニメ『となりのトトロ』に深い感銘を受けた人達である。世界のトップアニメーターやイラストレーター、マンガ家などで、ピクサーやルーカスフィルム、ドリーム ワークス、ディズニー、ブルースカイスタジオなど世界のアニメーションを代表するスタジオで働いている。

 彼らが「私のトトロ」をテーマに絵を描き、これを本年9月20日から2009年2月8日まで、サンフランシスコにあるカートゥーンアートミュージアム(Cartoon Art Museum)の展覧会で展示する。
 今回、出品される作品は、この展覧会に出品されるものである。落札された作品は、展示の際に作品のタイトルと作者の名前に加えて、落札者の名前が「From the collection of ×××」といった具合に明示される。
 また、落札された金額は、ナショナルトラスト団体 トトロのふるさと財団に寄付され、「トロロの森 狭山丘陵」の保存のために利用される。

 トトロのふるさと財団は10年前に、宮崎駿監督の『となりのトトロ』の生まれた場所と言われる埼玉県所沢にある狭山丘陵の自然を守るためにナショナルトラスト団体として発足した。設立にあたっては、宮崎監督自身が「トトロ」を財団のシンボルとして提供、さらに呼びかけ人となって協力した。
 ナショナルトラストはイギリスで生まれた自然や環境を守る運動で、保護すべき土地を購入し、その管理・維持を行う。日本ではまだ数が少なく、トトロのふるさと財団はその先駆けのひとつである。
 そうしたなかで今回のオークションは、海外からも幅広い協力を得て、日本の自然を守るこれまでにない試みとなっている。

 現在作品は「トトロのふるさと財団」の英語の公式ページに、ギャラリー、アーティストごとに展示されており、日本からの閲覧も可能である。
 さらに9月6日にピクサーアニメーションのスタジオで行われるオークションに先立って、インターネットからの入札も可能となっている。

トトロのふるさと財団 /http://www.totoro.or.jp/
トトロ・フォーレスト・プロジェクト(英語) /http://www.totoroforestproject.org/
 *オークションの紹介は上記サイトで 
カートゥーンアートミュージアム(Cartoon Art Museum) 
/http://www.cartoonart.org/
《animeanime》
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