次回で第10回を迎えるDigiCon6にサンライズ賞が追加される。DigiCon6は2000年から開始されたTBSの映像作品コンテストである。 近年はアジアからも広く参加を呼びかけているのもあり、応募総数が1000作品超の大型コンテストとなった。 サンライズはバンダイナムコホールディングスのグループ企業で、『機動戦士ガンダム』シリーズや『ケロロ軍曹』などの人気アニメを多数製作している。国内では東映アニメーションやトムス・エンタテインメントと並ぶ大手アニメ制作会社である。 商業アニメの大手企業DigiCon6へのスポンサー参加は、コンテストへの注目をさらに広げることになりそうだ。 このサンライズ賞は今回、サンライズがDigiCon6の協賛となっていることで創設されている。サンライズ賞の特典に関しては明記されていないが、例年協賛会社からは何らかの副賞が受賞者へ授与されている。そうした部分でも今回の賞は楽しみなものとなりそうだ。 今回も日本ヒューレット・パッカードとアビッドテクノロジーがある。日本ヒューレット・パッカードのHP賞は、副賞として受賞者に同社のワークステーションが、そして、アビッドテクノロジーからはグランプリ受賞者へ副賞として、同社が代理販売している3DCGソフトウェア「Softimage XSI Foundation」が授与されている。 このほか後援のビーエス・アイからはBS-i賞としてBS-iのアイキャッチ制作などの依頼がなされる。特別協力の三菱地所に関する丸ビル賞では、同社が管理する丸ビルのモニターで受賞作品の上映がなされている。 また既に発表になっている審査委員には例年通りI.TOON代表の伊藤有壱氏、teevee graphics代表の小島淳二氏、ポリゴン・ピクチュアズ代表取締役社長の塩田周三氏らが予定されているが、漫画家の楳図かずお氏が初参加する。 作品応募の締め切りは8月5日で、各賞の発表は11月22日に丸ビルホールで行われる。 DigiCon6の公式サイトはリニューアル後、クリエイター同士の交流を図るコミュニティサイトの運営も開始している。そちらでもコンテストを開催しており、先日締め切られた赤坂サカスと共催した映像コンテスト「Media Stairs」の応募作品が公開されている。 また、伊藤園との共催で行うキャラクターデザインコンテストの作品募集を行うなどオンラインの拡充にも力が入っている。【真狩祐志】DigiCon6 /http://www.tbs.co.jp/digicon/サンライズ /http://www.sunrise-inc.co.jp/当サイトの関連記事TBS 第10回DigiCon6の作品募集開始/http://animeanime.jp/news/archives/2008/02/tbs10digicon6.html
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