マンガはなぜ赦されたのか-フランスにおける日本のマンガ-第6回「郊外」から成功したマンガ出版社:Ki-oon-後編-
短期集中連載(毎日曜・水曜更新)、全9回予定。■豊永真美 [昭和女子大現代ビジネス研究所研究員] [第5章「郊外」で起業するということ-後編―] 新興マンガシ出版社Ki-oonの誕生とビジネスにフォーカス。
連載
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今後、アメリカン・コミックスの規制についても話が展開するようなので、残念ながら、翻訳エージェントを申し出るのがアメリカ人となっているが、ウェブ上で作品を探し当てたこと、主人公に提示する翻訳出版の条件、日本語のうまさ、子供のころは「北斗の拳」や「シティハンター」を読んでいたという設定など、Ki-oonのアメッド・アニュとの類似条件が多い。
筒井哲也は「予告犯」が2015年6月に公開予定だが、もし筒井がもっと有名になれば、あるいは、もっとKi-oonも注目されることになるかもしれない。
フランスの移民出身者と日本のコミケ作家やウェブ作家が作った物語は爽快感のあるものでもあるのだからである。
*25 ラジオ局rfi” En sol majeur”2011年8月29日放送(Yasmine Chouakiによるインタビュー)http://www.rfi.fr/emission/20110829-1-ahmed-agne/にて聴取
*26 筒井哲也ホームページ「STUDIO221」 2015年2月11日閲覧
[/アニメ!アニメ!ビズ/animeanime.biz より転載記事]