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東京ゲームショウ2005はじまる

史上最大の国内ゲームショウ
 9月16日から国内ゲーム業界最大のビジネスショーである東京ゲームショウ2005が3日間の日程で始まった。16日は業界関係者のビジネスを主な目的とするビジネスデイであったが、いち早く最新のゲーム情報を得ようとする業界関係者がつめ

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史上最大の国内ゲームショウ
200502.JPG 9月16日から国内ゲーム業界最大のビジネスショーである東京ゲームショウ2005が3日間の日程で始まった。16日は業界関係者のビジネスを主な目的とするビジネスデイであったが、いち早く最新のゲーム情報を得ようとする業界関係者がつめかけ会場前には長蛇の列が出来ていた。
 毎回、その年のゲーム業界のトレンドを示すイベントとして高い関心を浴びるゲームショウだが、今年は出展社数131社、出展ゲームソフトはおよそ600タイトルと過去最高の規模となり一段と高い注目を集めている。また、海外からの出展も過去最大となり国際色も豊かになってきた。これまでファンイベントの色彩の強かったゲームショウであるが、ビジネストレードや新作発表の場としての意味合いが強まりつつある。

 また、90年代後半から続いた国内ゲーム市場の縮小が、オンラインゲーム、モバイルゲームといった成長分野の登場と有力ハード機、ゲームソフトの発売も相次だことから、昨年から反転している。そうしたことも会場の明るい雰囲気に影響していたと思われる。
 ゲームショウの入場者は2001年以降順調に伸びており、今年も3日間の会期中およそ15万人の入場者を見込んでいる。展示場は企業が最新の作品を紹介する企業ブースのほか、ビジネスデイには業界のキイパーソンを招いた講演会のTGSゲームフォーラムが開かれる。また、一般デイには人気キャラクターをテーマにしたステージイベントもあり、多くの人出が期待出来そうである。

テーマが拡散している2005年のゲームショウ
200501.JPG 今回の東京ゲームショウ2005のテーマは『最前列で未来を見よう』である。しかし、こうした公式テーマとは別にビジネスショウには常にその年、そのイベントを示す別のテーマというものが必ずある。会場を回っていると自ら浮き上がって来る、そして多くの参加者が共通に感じるその時代、そのイベントのトレンドと言っていいだろう。
 例えば、昨年の東京ゲームショウ2004の2大テーマは『新型携帯ゲーム機』と『オンラインゲーム』であったし、今年春の東京国際アニメフェアであれば『日米共同制作』であっただろう。

 そう考えて会場を見回してみたが、昨年に較べてこれだという強いテーマ性に欠けていたように感じた。一番大きな事件は、マイクロソフトの新型ゲーム機「XBOX360」の発売であることは間違いない。しかし、対するソニーのPS3も任天堂のレボリューションも来年以降の発売とあって、まだかたちが見えて来ない。会場は、マイクロソフトの1人相撲のように感じられた。むしろ、本当の3社の戦いは来年の東京ゲームショウ2006になるに違いない。

 このため大きなテーマがひとつ、ふたつというより幾つかの注目するトピックスが複数並列していたと考えると良いだろう。そのテーマは、まず先の「XBOX360の登場」、そして「ゲーム業界の再編ブーム」、「勢いを増すキャラクターゲーム」、「ゲーム市場の再拡大」といったところである。

/東京ゲームショウ2005
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