マイクロソフトの課題 ソニーの課題 | アニメ!アニメ!

マイクロソフトの課題 ソニーの課題

イベント・レポート

XBOX2.JPG 今回の東京ゲームショウ2005の一番のトピックスは間違いなくマイクロソフトの次世代ゲーム機XBOX360の発売発表である。
 先日発表された12月10日という日付は、ライバル機のソニーのPS3や任天堂のレボリューションを半年から1年早く、かなり有利な状況になっている。
 そして、全体的に見てマイクロソフトのXBOX360はXBOXに較べて非常に良くなっているように感じる。それは、コンソール機の性能の問題でなく、XBOXがどうすれば消費者に魅力的に映るかについて相当入念に戦略を練ってきているからだ。

 例えば、今回の出展ブースのデザインをひとつ取ってもそうである。前回の黒地に緑のイメージを、白地に緑に大胆に変更している。マニア向け、ハードエッジなイメージを持つ黒から白に切り替えたことで、XBOXを明るく一般的で幅広く受け入れられるイメージに切り替えることに成功している。
 また、人気ゲームクリエーターを次々に引き抜き、ゲームソフト面でのラインナップもこれまでのイメージを覆す充実ぶりだと言っていいだろう。これまでのXBOXの日本国内での失敗の教訓を見事に生かされており、経験を無駄にしていない。こうしたことはあらゆる細かい面で行き渡っている。
 それでも、特に日本市場について言えば旧XBOXにあった外資系企業にありがちな、自分たちの価値観の押しつけが完全に払拭出来るのかどうかは発売後しばらく待たないと判らないだろう。

 ソニーについてはPS3の発売がXBOXより遅れることが懸念となる。今回の東京ゲームショウでゲーム機を紹介出来なかった点が残念である。しかし、公開されたPS3向けの映像は素晴らしくハード機がかなりの性能を持って登場してくることは想像出来る。
PS3_19.JPG また、PS3向けに準備されているゲームソフトのタイトルも豪華そのものである。こうした性能とソフト、そしてこれまで培ったブランド力があれば国内のヒット自体は間違いないだろう。しかし、海外についてはXBOXが今でも少しずつ売れ行きを伸ばしており、発売の遅れがどう響くのかが心配されるところだ。

 さらに東京ゲームショウ2005には、存在していない任天堂のレボリューションの存在もある。しかし、ゲーム機の性能を考慮しない環境だけを考えると、来年はなかなか厳しい競争が待っていそうだ。
 おそらく、先行して販売されるXBOX360は、マーケティング戦略の見直しでこれまでより相当健闘する可能性が高い。現在、米国、欧州でゲームキューブの世界シェアは縮小傾向にある。互換性のない3種類のコンソールゲーム機の存在は、競争条件として厳しく、市場シェアを取れないコンソールゲーム機は何らかの差別化戦略、ニッチ市場戦略が必要になってくる可能性が高い。

 ここまで、主に会社の状況や市場戦略について書いてきたが、実際にはハード機の性能とゲームソフトの面白さが一番なのは言うまでもない。それが本当に優れていれば、競争条件など簡単に変わってしまうだろう。

/東京ゲームショウ2005 
/XBOX公式サイト 
/プレイステーション公式 サイト 
/任天堂レボリューション公式サイト 
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