10月1日、京都コンピューター学院にて第23回CGアニメコンテスト入選作品上映会が行われた。当日は、ニコニコ動画とYouTubeでもライブ配信が実施された。 9月20日に実施されたニコニコ生放送とUSTREAMでも触れられていたが、今回は6年ぶりにグランプリが決定したことでも注目が集まっている。前回グランプリが出たのは2005年の第17回で、木霊(児玉徹郎)さんの『MY HOME』だった。 今回のグランプリは椙本晃佑さんの『これくらいで歌う』である。最近、椙本さんはハンサムケンヤさんのミュージックビデオを立て続けにYouTubeで発表して話題となっている。この『これくらいで歌う』もハンサムケンヤさんのミュージックビデオだ。 椙本さんはこれまでもCGアニメコンテストで受賞や入選の経験がある。前作は第21回に『the TV show』が佳作であったが、今作の『これくらいで歌う』は後半の構成が『the TV show』がさらに洗練されたようになっており、椙本さんの真骨頂が見て取れる。 このほかの主な作品は、エンターテインメント賞にアオキタクトさんの『ロボと少女(仮)完全版(仮)』、美術賞に助川勇太さんの『灯花』、佳作に石田祐康さんの『rain town』、入選にぽよさんの『てるさまと猫』、山元隼一さんの『Anemone』、井上涼さんの『赤ずきんと健康』などとなっている。 アオキさんの『ロボと少女(仮)完全版(仮)』は、前回一部が応募されて入選していたものを全話版としている。助川さんの『灯花』は、飛騨国際メルヘンアニメ映像祭2010の第9回メルヘンアニメ・コンテストでグランプリなど、石田さんの『rain town』は第9回インディーズアニメフェスタでグランプリなどを、これまで受賞してきている。ぽよさんは第20回に『まひる・ぷれでぃくしょん』が佳作、山元さんは第21回で『memory』が佳作だった。 会場審査員特別賞も併せて受賞した井上さんの『赤ずきんと健康』はBACA-JA2007で佳作などと過去の作品だが、今回応募を勧められての入選となっている。なお、CGアニメコンテストの募集規定には制作年次の制限はない。 10月1日は、京都のコンテンツ複合イベント「KYOTO CMEX 2011」がスタートした日でもある。CGアニメコンテストはKYOTO CMEXに初回から参加している。翌日2日は同じく京都コンピューター学院でCGアニカップなどが行われた。 グランプリを受賞した椙本さんの『これくらいで歌う』、アニメーション賞の『やさしいマーチ』(植草航)、入選3作品の『Tube』(奇志戒聖)、『チルリ』(川サキ)、『おにしめおたべ』(今林由佳)はCGアニカップで上映されている。CGアニカップのほかは、11月18日に発売予定の山本蒼美さんが監督したOVA『この男子、宇宙人と戦えます。』先行特別凱旋試写会、『魁拔』の中国人監督・王川さん特別ゲストに迎えた「経済大国中国のアニメ戦略」の講演がなされた。【真狩祐志】 PROJECT TEAM DoGA /http://doga.jp/第23回CGアニメコンテスト 審査結果一覧グランプリ 『これくらいで歌う』 椙本晃佑アニメーション賞 『やさしいマーチ』 植草航エンターテインメント賞 『ロボと少女(仮)完全版(仮)』 アオキタクト美術賞 『灯花』 助川勇太佳作 『rain town』 石田祐康入選 『Tube』 奇志戒聖 『チルリ』 川サキ 『おにしめおたべ』 今林由佳 『てるさまと猫』 ぽよ 『Anemone』 山元隼一 『赤ずきんと健康』 井上涼 『JAPAN - The Strange Country』 田中健一 『GARDEN』 花輪幸輝 『雨ふらば風ふかば』 沼田友会場審査員特別賞 『赤ずきんと健康』 井上涼
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