五十嵐雄策さんのライトノベルシリーズ『乃木坂春香の秘密』を原作に、この7月からテレビアニメ『乃木坂春香の秘密』が、読売テレビ、中京テレビ、tvk、チバテレビ、テレ玉などで放映されている。 作品は主人公綾瀬裕人が、クラスメートで完全無欠のお嬢様乃木坂春香の秘密(実はアキバ系)を知ったことから始まるラブコメディである。原作はシリーズ累計で110万部突破している人気作品で、アニメも好評放映中だ。 しかし、その番組も早くも終盤、いよいよ最終回のクライマックス向って進み始めている。そうしたなか、番組放映に先駆けて、全12話の最終回のアフレコ収録が終了した。 この最終回のアフレコ収録直後に、番組の魅力を盛り立てた声優陣、能登麻美子さん、羽多野渉さん、後藤麻衣さん、佐藤利奈さん、清水香里さん、植田佳奈さんのオフィシャルインタビューが行われた。収録を終えての感想、キャストのみなさんが語る『乃木坂春香の秘密』の魅力とは?(c)五十嵐雄策/アスキー・メディアワークス/『乃木坂春香の秘密』製作委員会乃木坂春香の秘密 公式サイト /http://www.nogizaka-haruka.com/ 【「乃木坂春香の秘密」 最終回アフレコ終了オフィシャルインタビュー】乃木坂春香役: 能登麻美子さん綾瀬裕人役: 羽多野渉さん乃木坂美夏役: 後藤麻衣さん天宮椎菜役: 佐藤利奈さん桜坂葉月: 清水香里さん七城那波: 植田佳奈さん―最終話の収録を終えての感想をお願いします。能登麻美子さん12本の収録でしたが本当にあっという間で、今日の収録が最終回という実感がわかなくて…。お話のラストもとても賑やかでまだまだ続きがありそう、そんな展開でした。不思議ですね、終わった感じがしない印象です。羽多野渉さんドラマCDの時から数えると、1年くらい経ちますが、TVアニメの12本はやはり短く、あっという間に感じました。裕人に気持ちが入りすぎてしまって、まだ自分の中では裕人としての感情が残ってしまっていますね。作品がまだまだ続いてほしい気持ちでいっぱいです。後藤麻衣さん私も全然終わりという感覚が無くて、まだ中間地点にきたくらいじゃないのかな?といった気持ちです。楽しい現場だっただけに、このメンバーに会えなくなってしまうのが本当に寂しくて、名残り惜しいです。第2期シリーズがあってほしいなと切に願っています。佐藤利奈さん私は第2期シリーズはあるのでは?と勝手に思っています。なぜなら最終回に椎菜の登場がほとんど無かったからなんですが(笑)舞台が春香さんのお誕生会ということもあり、椎菜的にはいかんともしがたい状況。最終回に加わった感がほとんどなくて、椎菜的にはこのままでは終われないな(笑)という気持ちです。第2期シリーズの実現を切に願っています。清水香里さん12本はあっという間でした。最初の頃は緊張しながら気持ちを作っていきましたが、今ではもっともっと演じていたいたかった、という名残惜しさがあります。第3話から登場した葉月は乃木坂家のメイドなので、乃木坂家でしか登場しないのかなと思っていたら、毎週学校に出没したりなど意外に出番も多くて(笑)、毎週スタジオに来れて、とても楽しかったです。植田佳奈さん「ああ楽しかった」という、清々しい気分です。ラジオドラマでもアニメでも、私は美香様の後についてふわふわ、ワイワイしていた感じでした。本当にあっという間だったなって気持ちです。 ―全話を通じて、印象的な話数、シーンなどがあればお聞かせください。能登麻美子さん初めて秋葉原に行ったエピソードが思い出深いです。はしゃぐ春香とそれを微笑ましく見守る裕人の関係。いい関係になり始めた頃の初めてのデートのような中で、嬉しそうにしている彼女がとても印象的でした。羽多野渉さんもちろん全話印象的に思っているのですが、中でも春香のお父様が初めて登場する回は思い出に残っています。立木文彦さんとの掛け合いは、それこそ汗だくになりながら一生懸命演じさせていただきました。裕人が春香の秘密のことを、他の人に堂々と言うシーンはとても印象的です。後藤麻衣さん私はピンポイントに第8話。美夏のお当番の話で、それまでお姉ちゃんと裕人を何とかしてくっつけてやろうと思っていた美夏が、はじめて裕人に恋心的なものを抱いてしまう回でした。しかも、裕人がとても罪つくりで、胸に恋の矢が刺さるような言葉をことあるごとに言うので、それに翻弄される美夏ちゃんが印象に残っています。佐藤利奈さんパンチラです(笑)。最後の最後まで椎菜は激しく見せていました。すみません、少し真面目に話しますが、泳げなかった椎菜をみんなで助けてくれた回がいちばん印象深いですね。椎菜の恋心の揺れ動きや、押しが強そうで押し切れない彼女の心模様をちょっとはがゆい気持ちで演じていました。清水香里さん葉月は多くは語らないし、どちらかというとオチ的存在となって一言で相手の会話を落とすところがあったのですが、中でも第4話で、葉月が結婚するかもしれないと、みんなが勘違いした回に、春香に自分の思いを話した時や、終盤の裕人に対して「タイミングを誤らないでください」というあたりは、だてにメイド隊叙列1位じゃないんだな、と感じましたね。植田佳奈さん第4話で「超人気声優の植田佳奈さんです。」というセリフがあったことが忘れられません(笑)。本当にひどい仕打ちです(笑)。―作品のクライマックスへ向けてのファンの皆さんへメッセージをお願いします。能登麻美子さん終盤からお爺様が加わり、一家勢ぞろいとなって見応えある展開となっていきます。エンディングは台詞こそないものの、みんなのシーンがフラッシュバックされていて、このグっとくるエンドロールは何度も見続けたい気持ちです。最後まで演じきれてよかったです。ありがとうございました。羽多野渉さん全12話を通して、二人が成長していくところが描かれていきます。後半で見せた春香がヤキモチを妬いてしまうシーン。春香をお嬢様と意識していなかった裕人が、シュートと絡むことによって初めて現実を見た時にそれをどう乗り越えていくのかが見どころになっていくと思います。ほかにも、いろんなキャラとの掛け合いや会話を楽しんでいただけたら嬉しいです。後藤麻衣さん最終回の見所は禁断の押し倒しのシーンにほかならないと思っています(笑)。私自身も思わず咳ばらいしたい気持ちになりましたので、みなさんも一緒になって恥ずかしい気持ちに悶えてください。佐藤利奈さん裕人と春香の恋がどうなるのか? それがいちばんの見どころだと思いますが、私個人としては、春香のお誕生会がゴージャスで、バースデーケーキが入場してくる様子はちょっとびっくりしました。ぜひそのバースデーケーキを見てください(笑)。清水香里さん最終回、見所は(春香の)母の愛です。そんなに多くは語らないカワイイお母さんですが、「おめでとう」の一言には温か味があって大好きです。それと、レインボースネイクが邪魔に感じられると思います(笑)。何かは言いませんが、見どころですのでぜひ確認してみてください。植田佳奈さん間島さんが演じる、サブキャラですね。第3話から登場しだした意地悪キャラ達ですが、本当にコモノ系がよく似合います(笑)。でも見ていてあまりにも可愛そうで、応援したくなる愛らしいキャラクターだと思っています。彼と彼の父とのコメディチックなお芝居をぜひ見ていただけたらなと思います。 ―ありがとうございました。