フジテレビは今年7月から9月までテレビ放映されたドラマ『もやしもん』をテーマにしたソーシャルゲームを開発、10月29日からYahoo!モバゲーでリリースを開始した。昨今ソーシャルゲームビジネスの急成長が注目を浴びているが、大手放送局の参入はこうしたトレンドを象徴するものと言える。 フジテレビのゲームは、『ネットでガチャガチャ×ドラマ「もやしもん」ゲーム』Yahoo!モバゲー版である。『ネットでガチャガチャ×ドラマ「もやしもん」』は、同社のゲームサイト「フジテレビ★プラネッツ」やフジテレビ携帯サイトにて展開してきた人気ゲームだ。これまでに13万人がゲームを楽しんだ。今回は、それを外部サイトに提供する。 Yahoo!とDeNAというインターネットとモバイルの大手企業が手を組んだYahoo!モバゲーには、既にいくつかのコンテンツ企業が有力コンテンツを投入している。『ネットでガチャガチャ×ドラマ「もやしもん」』もそうしたひとつになる。 (C)石川雅之・講談社/ドラマ「もやしもん」制作委員会 Yahoo!モバゲー版の特徴は、ゲームの中で活躍するもやしもんの菌キャラクターがフルCGアニメで登場することだ。ゲームはガチャで「菌」を集め、発酵蔵でかもす(発酵させる)ことで食品やお酒を生み出すというもの。そのコレクションやレベルアップを楽しむ。 フジテレビによればYahoo!モバゲーのプラットフォームで展開では、サイトのソーシャル機能を活用、コミュニティを利用したユーザー間の連携を行う。番組の認知度アップにもつながりそうだ。ゲームの基本的な利用は無料だが、追加要素やアイテムの一部は有料となる。 ドラマ『もやしもん』は、マンガ雑誌「イブニング」(講談社)に、石川雅之が連載する人気マンガを原作とする。菌が肉眼で見える主人公 沢木惣右衛門直保を中心に、農業大学を舞台に個性的なキャラクターと菌たちが活躍する。原作は2007年にアニメ化されフジテレビのアニメ放映枠「ノイタミナ」ほかにて放映された。 今回ゲーム化されたのは同じノイタミナ枠で、初の実写CGドラマとして再び映像化された2010年版である。白組が手がけるCGアニメーションの菌たちが見どころになっている。今回のゲームは番組で生みだされたキャラクターの二次展開にもなっている。 『ネットでガチャガチャ×ドラマ「もやしもん」ゲーム』Yahoo!モバゲー版/http://yahoo-mbga.jp/game/12003489/play
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