アヌシー50周年で豪華ゲスト多数 OPはシルヴァン・ショメ新作上映 | アニメ!アニメ!

アヌシー50周年で豪華ゲスト多数 OPはシルヴァン・ショメ新作上映

6月7日から12日まで開催されるアヌシー国際アニメーション映画祭は開催まであと3カ月足らずとなり、いよいよ盛り上がり見せている。3月17日には、世界67カ国1942作品の応募作から選ばれた213の公式出品作品も発表された。近年になく日本からの作品が多く、今年は日本か

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 6月7日から12日まで開催されるアヌシー国際アニメーション映画祭は開催まであと3カ月足らずとなり、いよいよ盛り上がり見せている。3月17日には、世界67カ国1942作品の応募作から選ばれた213の公式出品作品も発表された。近年になく日本からの作品が多く、今年は日本からの関心も増しそうだ。
 そうでなくとも今年のアヌシーは、スタートから50周年を迎える記念すべき年である。世界で最も古く、最も有名、そして世界でも最も多くのアニメーション作家が憧れるイベントは、世界的にも例年以上に注目を集めている。

 そうした中でアヌシーは、今年のオープニング作品やゲストなど開催概要を明らかにした。映画祭を印象づけるオープニング上映は、シルヴァン・ショメ監督の最新作『イリュジョニスト: Illusionniste』である。シルヴァン・ショメ氏は、2002年の映画『ベルヴィル・ランデブー』で世界的に知られたフランスのアニメーション監督である。
 『ベルヴィル・ランデブー』は、米国アカデミー賞の長編アニメーション賞、歌曲賞の2部門にノミネートされた。日本でも劇場公開され、高い評価を受けた。ショメ監督の新作長編プレミアレビューが大きな話題を呼ぶだろう。

 また、『シュレック4』のフランスプレミアも予定する。アヌシーは同作の製作会社ドリーム・ワークスSKG共同創立者であるジェフリー・カッツェンバーグ氏をゲストに招聘する。ハリウッドの大物プロデユーサーが、アヌシー50周年の祝いに参加する。
 50周年記念ということもあり、カッツェンバーグ氏だけでなく今年予定されるアヌシーのゲストは格別だ。昨年『Mary and Max』でアヌシーのグランプリを受賞したアダム・エリオット監督、『ザ・シンプソンズ』の作者マット・グレイニングさん、さらに『カールじいさんの空飛ぶ家』のピート・ドク監督、『トイ・ストーリー』などの監督でディズニーのアニメーション部門クリエイティブ統括者のジョン・ラセター監督、『チキンラン』のピータ・ロード監督、『ウォレスとグルミット』シリーズのニック・パーク監督などの名前が並ぶ。

 『髪結いの亭主』などで知られる大物監督パトリス・ルコント氏もゲストに招かれる。同監督が現在製作中の最新作はアニメーション映画であるためだろう。
 日本からは宮崎駿監督がゲスト参加予定とされている。ヨーロッパ、米国、日本を代表する長編アニメーションの監督が一堂に会する。
 こうしたゲストは映画祭に参加するゲストの一部とみられる。短編アニメーションの作家はもともと世界中から参加が多いし、現在は未発表の長編アニメーション部門の公式出品も発表されれば、その関係者のアヌシー参加も見込まれる。実際にはさらに多くのゲストがアヌシーに集まることになるだろう。

アヌシー国際アニメーション映画祭 /http://www.annecy.org/
《animeanime》
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