こうした積極的なプロモーション活動は、スタジオジブリと映画の配給を手がけるウォルト・ディズニーが『崖の上のポニョ』の興行的な成功を目指しているためである。 今回のロサンゼルス・タイムズ紙の紹介でも、見出しには「宮崎駿は米国で賞賛を勝ち取った しかし、十分なお金を生み出していない: Hayao Miyazaki's films win praise in the U.S. but don't earn much money.」と書かれている。宮崎監督の作品への高い評価が、必ずしも商業的な成功に結びついていないとの認識は多くの人に共通している。『崖の上のポニョ』では、これまでのこうした見方を覆すことを狙う。