優勝者の脚本が国内大手アニメスタジオの手でアニメ化される、アニマックス大賞の第7回の応募受付が3月1日から開始した。 アニマックス大賞はアニメ専門チャンネルのアニマックスブロードキャスト・ジャパンが運営する大型脚本コンテストである。今年で7回目、毎年国内だけでもおよそ1000通の応募がある。今回は「アクション」をテーマに、5月31日(必着)まで募集を受け付ける。 賞の目的はアニマックスが「明日のアニメ界で活躍する人材を発掘する」ことである。実際にこれまでの大賞受賞のなかにはプロになった者もおり、賞の実績は広がっている。 このため大賞の賞金200万円も大きな金額だが、賞の魅力は大賞作品を原作に大手アニメスタジオがアニメ化することである。これまで東映アニメーション、サンライズ、トムス・エンタテインメントなどのスタジオがアニメ化を手がけている。 昨年の大賞作品、タカマガハヤトさんの『タカネの自転車』は、『おおきく振りかぶって』や『PERSONA - trinity soul - 』などの人気作品でおなじみのA-1 Picturesが制作を行っている。『タカネの自転車』は、この夏にアニマックスにて放送予定である。 そして、今年のアニメ制作会社は一昨年の第5回に続き、『攻殻機動隊』シリーズや『人狼 JIN-ROH』などのクオリティの高いアニメ作品で知られるプロダクション I.Gが再び手がける。多くの人気作品を生み出してきたスタジオだけに応募者にとって大きな魅力となるだろう。 アニマックス大賞の募集方法や内容などの詳細は、アニメックスの公式サイトで確認出来る。 昨年は新たな試みとして公募対象を脚本だけでなく、マンガ等も含めた原作になりうる作品としていた。しかし、今年は再び脚本だけに戻された。さらに、昨年はアジアなどの広い地域での募集も行われたが、こちらも今年は日本語での応募に限られる。 実際にアニメ化することを念頭にしていることから、今年はより実践に沿った作品募集になっているようだ。こうしたことから既に発表されている審査委員には数々のTVドラマや今夏公開予定『デトロイト・メタル・シティ』の脚本を手がける大森美香さん、『電車男』や『陰日向に咲く』の金子ありささんが参加する。アニメの枠を超えたベテラン脚本家の参加に、今年の賞への強い意気込みが感じられる。アニマックス公式サイト /http://www.animax.co.jp/第7回アニマックス大賞 /http://www.animax.co.jp/award08/
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