国内産の仮想3D空間サービスの大型プロジェクト「東京0区」のプロモーションサイトがオープンした。東京0区は、金融グループSBIグループのデジタルサービス事業を行うSBI Roboが企画運営する。 ネット上に仮想都市を築き、そのなかで最新の流行やファッション、音楽、映像、ゲーム、ショッピング、エンターテインメントを提供する。またSBIグループの強みを生かした、仮想通貨やクレジットカードサービスなど充実した金融サービスも特徴となる。 この東京0区の都市コンセプトを手がけるのが、最先端のアニメ作品を次々に発表するSTUDIO4℃である。STUDIO4℃は、近年だけでも『GENIUS PARTY <ジーニアス・パーティ>』や『鉄コン筋クリート』、『マインド・ゲーム』などの話題作を製作している。 東京0区でもそうしたアーティステックな世界が実現する。都市のコンセプトは、東京湾に浮かぶ仮想の人口都市である。 今回オープンしたプロモーションサイトでは、既に地名が明らかになっているエリア「マナ山」、「The Tower」、「ピース島」、「日の出町」、「恋人岬」、「チャンポン・シティ」、「ウエストシーサイド」のうち「日の出町」と「チャンポン・シティ」のアーキテクトデザイナーを紹介している。 日の出町のアーキテクトデザイナーは、アニメーター、イタストレーター、マンガ家と多彩な活躍をする田中達之氏が行う。また、チャンポン・シティのアーキテクトデザインは、STUDIO4℃の顔ともいうべき森本晃司氏が担当する。 現在、プロモーションサイトは全体のわずかな部分しか見えないが、それでも今後の展開を期待させるのに十分な完成度になっている。 インターネットの仮想3D空間サービスは、現在、東京0区のほかアメリカ発の「セカンドライフ」、「IMVU」や、国内で計画が進んでいる「meet-me」などがある。 特にmeet-meは東京0区と同様に、仮想の東京を舞台にするという特徴がある。さらにmeet-meでは、世界観やキャラクターに大手アニメ製作会社のプロダクション I.Gとぴえろが参加する。STUDIO4℃が参加する東京0区のライバルにもなりそうだ。 ネット上の仮想空間はオンラインゲームの世界をみても、ビジュアルが非常に重要なファクターになる。これらのアニメ製作会社がプロジェクトで果たす役割は大きい。「東京0区」プロモーションサイト /http://www.tokyozeroku.com/STUDIO4℃ /http://www.studio4c.co.jp/SBI Robo /http://www.sbirobo.com/
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