3月に入り東京国際アニメフェア関連の様々な企画が発表されている。こうしたなかインディーズアニメーションの「吉祥寺アニメーション映画祭」が3月18日に関連イベントを開催する。 吉祥寺アニメーション映画祭は、昨年10月に第2回が開催された。歴史は短いがインディーズアニメのコンテストで、その個性あふれる出品作とこちらも個性豊かな審査員で注目を浴びている。 『吉祥寺アニメーション映画祭上映会/スペシャルトークショー』と名付けられたこのイベントは3部構成になる。第1部は昨年の第二回吉祥寺アニメーション映画祭受賞作品の上映、続いて「アニメーションの最前線2007」と題したトークショーになる。 トークショーはアニメーション評論家の氷川竜介さんとアニメーション史研究家の津堅信之さんが参加する。吉祥寺アニメーション映画祭の提唱者である竹熊健太郎さんは、療養中のため残念ながら今回は参加しない。 しかし、吉祥寺アニメーション映画祭の審査委員も務める氷川、津堅両氏は、アニメーションに対する深い知識と見解を持つだけに、かなり期待できるトークショーとなるだろう。 最後は昨年の映画祭グランプリの坂元友介さんと、審査員特別賞の青木純さん、上杉真理子さんによるパネルディスカッションである。 インディーズのクリエイターだけによるパネルディスカッションも少ない。こちらも楽しみな企画である。 また吉祥寺アニメーション映画祭は、2007年の作品募集を合わせて開始した。今年の目玉は、新たに「一発ギャクアニメ大賞」を設立したことである。 今回の企画は、東京国際アニメフェアの関連イベントとされている。東京国際アニメフェアの開催目的のひとつに、クリエイターの人材育成が挙げられている。このためアニメフェアはクリエイター発掘型のイベントとの連携に熱心である。 2007年は、この吉祥寺アニメーション映画祭のほか三鷹インディーズアニメフェスタがアニメフェアの会期中にビッグサイトにて開催される予定である。/吉祥寺公式ホームページ /TAF2007関連イベント 吉祥寺アニメーション映画祭スペシャルトークショー&パネルディスカッション開催 /東京国際アニメフェア2007 《吉祥寺アニメーション映画祭開催》16:30第二回吉祥寺アニメーション映画祭受賞作品上映「オデカケメエメエ」/くぼたえみ(2006年度コアミックス賞受賞作品)「Apartment!」/青木純(2006年度STUDIO4℃賞受賞作品)「ひよこどんとてれび」/松下藍(2006年度審査員特別賞受賞作品)「太陽に喧嘩を売った男」/塩見信隆 (2006年度審査員特別賞受賞作品)「おしるこ」/青木純(2006年度審査員特別賞受賞作品)「In Silence」/上杉真理子 (2006年度審査員特別賞受賞作品)「花の翳」/吉田暁(2006年度優秀賞受賞作品) 「電信柱のお母さん」/坂元友介 (2006年度グランプリ受賞作品)18:00スペシャルトークショー「アニメーションの最前線2007」氷川竜介(アニメーション評論家)津堅信之(アニメーション史研究家)19:10ころ(~20:30終了予定)パネルディスカッション坂元友介(第二回吉祥寺アニメーション映画祭グランプリ「電信柱のお母さん」)青木純(審査員特別賞「おしるこ」スタジオ4℃賞「Aapartment!」)上杉真理子(審査員特別賞「in Silence」) /