『鋼の錬金術師 シャンバラを往く者』の米国での劇場公開が8月25日から始まった。米国の大手アニメ流通会社ファニメーションの新たな映画配給会社ファニメーション・フィルムスが配給を行う。 8月25日、26日には、米国各地の37館で映画が上映されている。また、映画の公開に合わせて、英語版の『鋼の錬金術師 シャンバラを往く者』の公式サイトもオープンするなど、同作品の本格的な米国展開となる。 今回の『シャンバラを往く者』ような少数規模の劇場を使った公開は、米国では特定ファンに向けた限定公開と呼ばれ、2,000館から4,000館規模の全米公開とは区別されている。 これまで日本のアニメ映画で全米公開されたのは『ポケットモンスター』や『遊戯王』、『デジタルモンスター』などのごく一部の作品しかない。そのほかの多くのアニメ作品は、今回と同様限定公開が利用されている。 『シャンバラを往く者』のオープンニング劇場数と過去のアニメ映画を較べると、今回と同程度の公開規模には『イノセンス』の55館、『カウボーイビバップ 天国の扉』の29館、『スチームボーイ』の46館、『アップルシード』の31館などがある。 このうち一番興収が多かったのは、ドリームワークス系の配給会社ゴーフィッシュピクチャーズを利用した『イノセンス』の104万ドルである。また、独立配給網を利用した『カウボーイビバップ』も、100万ドルと健闘している。 一方、『アップルシード』の興収は14万ドルと苦戦している。しかし、劇場公開後の『アップルシード』のDVD売上は10万枚を超える大ヒットになっている。 実際は、こうした日本の劇場アニメの限定公開はファンに大スクリーンに作品を楽しんでもらうと同時に、劇場公開によるメディアの注目や話題作りもある。今後発売が予定されているDVDのプロモーションの意味も強い。 そうした点では、既に米国の有力紙ニューヨーク・タイムズが、リダーズオピニオンとして『シャンバラを往く者』を大きく取り上げるなど、メディアの露出も増えており期待した効果が現れている。 『シャンバラを往く者』のDVDは、劇場公開後すぐの9月12日に発売が開始される。米国でも人気の高い作品だけに関係各社の期待も大きいに違いない。ニューヨーク・タイムズの記事 /Full Metal Manga: Anime Quest Reaches Big Screen/鋼の錬金術師 シャンバラを往く者公式サイト(米国)/ファニメーション・エンタテイメント /ファニメーション・フィルムス
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