1982年の人気ファンタジー映画『ダーククリスタル』続編の監督に、人気カートゥーンを数多く送りだしているゲンディ・タルタコフスキー氏が決まった。カルト的な人気を誇る『ダーククリスタル』の続編の話は、昨年の春に浮上していた。しかし、これまで制作がヘンソン社、脚本にデイビッド・オデル氏、アネット・ダフィ氏とだけされており監督は未定とされていた。 タルタコフスキー氏が監督するのは、前作から数百年後、世界が再び暗黒に閉ざされようとしている時代を舞台にした『パワー・オブ・ダーククリスタル』と名付けられた続編である。キャラクターデザインは、前作のブライアン・フラウドが手掛けるが、今回はアニマトロニクスの技術に加えてCGアニメーションも導入される。 タルタコフスキー氏は、アニメーション版『スター・ウォーズ』の『スター・ウォーズ クローン大戦』の監督として有名である。『クローン大作戦』は短編シリーズながら、短い話の中に『スター・ウォーズ』の世界観を盛り込んだ内容で評価が高い。 また、人気カートゥーンの『サムライ・ジャック』や『パワーパフガールズ』、『デクスターズラボ』を次々に手掛けている。現在、ハリウッドのカートゥーン業界で最も才能のある人物とされている。カートゥーンの世界の才能が、名作ファンタジーをどのように演出するか気になるところである。 また、ヘンソン社によれば、今回の続編映画以外にも『ダーククリスタル』関連の様々な企画が進んでいる。そうしたプロジェクトの中には、テレビアニメーションシリーズやTokyopopによるマンガの出版、さらに関連商品の販売が含まれている。 20年以上ぶりに復活する『ダーククリスタル』であるが、これまで考えられている以上に大掛かりなプロジェクトのようだ。そして、監督にタルタコフスキーを迎えることで、よりアニメーションよりの企画に進みそうな気配だ。当サイトの関連記事 /ダーククリスタル 23年ぶりの続編 /ヘンソン社
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