「ちえりとチェリー」中村誠監督、高森奈津美インタビュー 見ている間は人形アニメーションであることを忘れて欲しい | アニメ!アニメ!

「ちえりとチェリー」中村誠監督、高森奈津美インタビュー 見ている間は人形アニメーションであることを忘れて欲しい

インタビュー

「ちえりとチェリー」中村誠監督、高森奈津美インタビュー 見ている間は人形アニメーションであることを忘れて欲しい
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長編人形アニメーション『ちえりとチェリー』が2016年7月30日に公開を迎えた。父を亡くし母とふたり暮らしのちえりは空想が大好きな小学6年生の女の子。そんなちえりの唯一のおともだちが、ぬいぐるみの「チェリー」。ある日ちえりは父の法事のため祖母の家にやってきた。そこで待ちうけていたのは、空想と現実の狭間で起きる不思議な冒険だった……。
各地の劇場やスローシネマで上映中の『ちえりとチェリー』は、『劇場版 チェブラーシカ』を制作し、原作者のウスペンスキーからも賞賛を得た中村誠監督によるオリジナル作品。東日本大震災で甚大な被害を受けた東北の復興と、子どもたちの未来への願いをこめて制作された。
主人公のちえりを『アイドルマスター シンデレラガールズ』前川みく役などで知られる高森奈津美さんが演じる。中村監督と高森さんに、作品への想いや制作の裏話を伺った。
[取材・構成:川俣綾加]

『ちえりとチェリー』
http://www.chieriandcherry.com/

■想いや命のかけらは永遠に引き継がれていくのではないか

──亡くなった人、これから生まれる命、子どもの成長など、さまざまな想いが詰めこまれたアニメーションだと思います。企画の始まりはどういったものだったのでしょうか。

中村誠監督(以下、中村)
2010年に自分の母が逝去したことをきっかけに、ひとりの人間がこの世からいなくなってしまうことについて考えていた時期に、2011年3月の東日本大震災が発生しました。そこからさらに強く考えるようになって。当たり前ですが残された人は、逝った人の気持ちはわからないですよね。でも、想いや命のかけらは永遠に引き継がれていくのではないか。そう信じることで乗り越えられるものがあると感じたんです。

──高森さんはパイロット版からの参加ですよね。とても長い期間この作品に携わったのでは。

高森奈津美(以下、高森)
2012年に一度パイロット版に声を当てて、2014年にアフレコをしています。アフレコまでに期間があったのでたっぷりとちえりに向き合うことができました。大人の私がどうすれば等身大のちえりになれるかじっくり考えることができたので、とてもありがたかったです。年単位で自分の中でキャラクターをあたためられるってなかなかないです。


──人形アニメーションの制作を担当した韓国のCOMMA STUDIOと中村監督はどういった関わりだったのでしょうか。

中村
2010年の『劇場版 チェブラーシカ』を作った時のメインスタッフが独立して作ったのがCOMMA STUDIO。ずっと同じスタッフが制作しています。

──海外に制作スタジオがある場合のやりとりは大変ではないですか?

中村
実はそんなに大変じゃないんですよ。むしろ通訳が間に入っているぶん、日本人同士では言えない恥ずかしいことが堂々と言えるんですよ。例えば「このシーンが象徴しているのは愛なんだ!」とか。日本人スタッフだとなんとなく言いづらいけど通訳さんがロシア語や韓国語で喋るのは平気です(笑)

──確かに日本人同士だと、あまり面と向かってそういうこと言えないですね(笑)

中村
海外にあるスタジオなので、データにて進捗の確認をすることも有るのですが、チェックをしている時に画面の中に手を突っ込みたい衝動っていうのはあるんです。カメラをもうちょっとこっちに動かしたいのに! であるとか。その場にいたらひょいとできることも、メールで「もう5cm左」と指示を出さないといけない。そういうもどかしさはありますが、やりとりとして大変だったってことはないですね。


──制作はプレスコ、映像制作、アフレコの順ですよね。映像を見ると口の動きが細かくて驚きました。

中村
そうなんです。プレスコで録った音声に合わせて映像を制作し、その映像に合わせてアフレコをしてもらいました。高森さんを始め役者のみなさんにはプレスコのタイミングとぴったり合わせてくださって。「すごい!」の一言に尽きます。

高森
台本もひと言くらいしか変わってなかったですよね。同じ台本で2度声を当てるのも初めてでした。アフレコは難しかったです、みんな口の動きも独特で細かくて。

中村
普通のアニメよりも口パクの数が多くて早口でしたよね。

(次ページに続く)
《川俣綾加》
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