ディズニー映画最新作の『ズートピア』が好調な動きを見せている。5月29日には興行収入50億円、観客動員数は400万人を突破した。公開初週、1週目は興収ランキング2位だったものの口コミで人気を広げ、尻上がりに動員数を増した。公開6週目にして興収・動員ともに4週連続1位を獲得した。2016年劇場公開作品のナンバーワンも視野に入れるほどの大ヒットとなった。映画『ズートピア』は4月23日に全国公開され、人間のように暮らす動物たちの楽園を舞台とした世界観が注目を集めている。5月29日時点での累計興行収入は約53億円、観客動員数は約412万人を記録。この勢いは全世界興収を底上げしている。ディズニーとピクサーのアニメーションでは、『トイ・ストーリー3』と『アナと雪の女王』しか成し遂げていない10億ドルも突破寸前となっている。社会的なテーマにも言及している本作は、大人が楽しめるエンターテインメントとして幅広い支持を獲得した。性別、年齢、学齢、出身地など、自分たちが日常で体感する偏見や差別という難しい題材を表現し、人間世界の縮図そのものを描き出した。その口コミが週末への動員アップにもつながったようだ。好評価が定着した今では、劇場にはファミリー層だけでなく、大人や男性客の姿も目立つ。その人気は日常へも広がり、学校の運動会ではBGMにDream Amiが歌う主題歌「トライ・エヴリシング」が使われるほどだという。『アナと雪の女王』を彷彿とさせる社会現象も起こり始めている。さらにキュートでユニークなキャラクターたちの人気も急上昇中。とくに『ズートピア』関連のファンアート投稿がブームで、ジュディとニックのペアは「ジュディニク」と呼ばれており、ファンの間で親しまれている。マンガ「まるごとディズニーブックス ズートピア」や大人向けの書籍「ズートピア ビジュアルガイド」の重版も決まり、映画以外のメディアも売り上げを伸ばしている。映画の興行成績を含めて、今後の動向に注目したい。[高橋克則]『ズートピア』配給: ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン(c)2016 Disney. All Rights Reserved./Disney.jp/Zootopia
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