ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの『きゃりーぱみゅぱみゅ XRライド』仮想現実で“KAWAII”を表現する工夫は? 映像ディレクター田向潤が語る

インタビュー

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンにて2016年1月15日(金)に開幕した「ユニバーサル・クールジャパン 2016」。その目玉のひとつが、『ユニバーサル・クールジャパン 2016』特命大使でもある「きゃりーぱみゅぱみゅ」をテーマとした世界初・世界最新鋭ライド『きゃりーぱみゅぱみゅ XRライド』だ。
『きゃりーぱみゅぱみゅ XRライド』は、観客がきゃりーゴーグルを装着することによって、きゃりーの“KAWAII”の世界観を360度どこを向いても楽しめる新体感アトラクション。この世界初・世界最新鋭の新アトラクションがどのようにしてつくられたのか、本アトラクションの映像ディレクター田向潤氏に話を聞いた。

これまで数々のきゃりーのミュージックビデオを手がけ、彼女の“KAWAII”の世界観をつくりあげてきた田向氏だが、アトラクションの映像を手がけるのは今回が初となる。
「“KAWAII”の世界観を楽しんでもらうだけでなく、アトラクションとしてスリルも味わってもらう。そこがミュージックビデオと大きく違うところでした。それを踏まえて、これまでとは一味違った色んなアイデアをどんどん投入していきました」と田向氏。


本アトラクションの舞台は、きゃりーのKAWAIIの秘密が詰まった“きゃりーファクトリー”。「きゃりーのカワイイを構成する3大要素『メイク』、『衣装』、『音楽』をフィーチャーし、3つのエリアに分けて彼女の世界観を表現しようと思いました」と説明。当初は様々なプランもあったそうだが、これまできゃりーがつくり上げてきた世界観をしっかり見せるために「工場見学」を選択したという。

アトラクションならではの映像制作については、「ミュージックビデオだと、まずいろんな映像を撮影し、編集段階でカットを割ってつくりこんでいくんですが、アトラクションの場合、1カットで見せないといけない。そこが新鮮かつ難しいところでした」と明かした。
また通常の映像と比べて、観客の視線が自由なことも大きな違いだという。「シームレスに映像を繋ぎつつ、『ここを見て欲しい!』というポイントに目が向くように視線誘導をしています」と工夫を語った。


今回の映像制作を通じ、XRライドの可能性を感じた田向氏。最後に「まずは世界初のXRライドで、未知の体験を味わってほしいです。初めて乗るときは驚いているうちにあっという間に終わってしまうかもしれません。見る場所によって毎回違う体験ができるので、ぜひ繰り返し乗ってほしいです」とアピールした。

「ユニバーサル・クールジャパン 2016」は、2016年6月26日までの限定公開。きゃりーの“KAWAII”の世界観を未知なる驚きとともに体験したい。



※プロフィール
田向潤(たむかいじゅん)
映像ディレクター/グラフィックデザイナー。1980年生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン科を卒業後、E. に入社しグラフィックデザイナーとして2年間在籍。その後Caviar に移籍し、映像ディレクターユニットtamdem としてミュージックビデオやCM をディレクション。2011年8月よりフリーランス。きゃりーぱみゅぱみゅのミュージックビデオの演出を多数手がけている。
《沖本茂義》

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