「ソードアート・オンライン」米国大手CATVで放映を発表 ファン拡大目指す

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日本では2012年に全25話にわたりテレビ放映された『ソードアート・オンライン』が、2013年に米国のアニメファンを席巻しそうだ。米国で日本アニメ事業を手掛けるアニプレックス・オブ・アメリカ(Aniplex of America)は、2013年夏より『ソードアート・オンライン』を米国の大手ケーブルテレビ局で放映開始すると発表した。
米国の有力エンタテイメントチャンネルであるカートゥーンネットワークの深夜帯アダルト・スイム(Adult Swim)のアニメーション枠TOONAMIとなる。8月より土曜日深夜24時からの朝までの枠内で放映開始予定だ。米国ではすでにインターネットによる動画配信が行われているが、大手放送局での放映でさらなるファン拡大を目指す。

今回の発表は、5月24日から米国ボストンで開催されている日本アニメ・マンガの大型イベント アニメボストンのトークパネルで行われた。トークパネルには、日本から『ソードアート・オンライン』の伊藤智彦監督、柏田真一郎プロデューサーがゲスト参加していた。サプライズな発表もあり、ファンにはビッグなプレゼントになったに違いない。
『ソードアート・オンライン』からは、4月にもシアトルで開催された別の大型イベント サクラコンに、原作者の川原礫さん、テーマソングを担当した藍井エイルさん、春奈るなさんがゲスト参加している。イベントでの存在感、そしてテレビ放送決定と、アニプレックスが米国での戦略タイトルとして『ソードアート・オンライン』に大きな力を入れていることが分かる。

『ソードアート・オンライン』は、川原礫さんの小説をA-1 Picturesのアニメ制作で映像化した。オンラインゲームの世界を舞台にしたSF、ファンタジー作品は2012年に日本で大ヒットした。
米国では日本でのテレビ放映直後から、クランチロールやHuluといった動画配信サイトで英語字幕をつけてファンに視聴されている。この配信が大きな人気を呼んだ。
日本アニメの米国における正規動画配信が拡大するなかで、テレビ放映の役割は以前に比べて小さくなっているとの声もある。しかし、視聴者の大半がすでに熱心な日本アニメファンである動画配信サイトに対して、テレビ放送はより広い視聴者の目に触れる機会がある。新しいファンを獲得する役割と効果はいまだ大きい。
アニプレックスはキラータイトルをテレビ放映に投入することで、米国でのアニメファンそのものの拡大を狙っているようだ。アニプレック・オブ・アメリカのプレジデントである後藤秀樹氏は、まだ作品を観ていない人たちに届けることで新しいファンが獲得出来るとしている。

放映が行われるTOONAMIは、大人のためのアニメーションを届ける人気の放送枠だ。土曜日深夜24時から翌朝6時まで6時間枠となっている。
日本アニメの放映も多いが、『Bleach』や『攻殻機動隊 S.A.C』、『鋼の錬金術師 Fullmetal Alchemist』、『カウボーイビバップ』、『ワンピース』などすでに人気の確立した作品が多く、新作タイトルが枠を確保することは難しい。今回、放映枠を確保した『ソードアート・オンライン』は、カートゥーンネットワーク/アダルト・スイムからも期待の高い作品と言えそうだ。

TOONAMI公式サイト(米国)
/http://video.adultswim.com/toonami/
『ソードアート・オンライン』公式サイト(米国)
/http://www.swordart-onlineusa.com/
《animeanime》

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