アニメフェア・ビジネスデー2日間24414人で前年並み ビジネス機能に依然役割 | アニメ!アニメ!

アニメフェア・ビジネスデー2日間24414人で前年並み ビジネス機能に依然役割

東京国際アニメフェア実行委員会は、ビジネスデー2日間の入場者数は24750人とほぼ前年並みだったと発表した。初日は前年比11.55%減とだったが2日目の来場者数が伸び、トータルでは当初動員目標の2万5000人にほぼ達した。

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3月21日からスタートした東京国際アニメフェア2013は、22日に2日日間のビジネスデーを終了した。23日からは後半2日間の一般ファンに向けたパブリックデーがスタートした。
イベントの主催者である東京国際アニメフェア実行委員会の発表によれば、ビジネスデー2日間の入場者数は24750人(前年比1.36%減)とほぼ前年並みだった。初日は前年比11.55%減だったが、2日目の来場者数が同8.88%増と伸び、トータルでは当初動員目標の2万5000人にほぼ達した。

このうち海外来場者数は、900人で前年比40.48%減と大幅減少である。プレスは392人で前年比3.7%増、こちらは2日目に開催され、アニメ・映画以外のメディアの取材も多かった「SHORT PEACE」製作発表会見の影響が大きい。大友克洋監督らが出席し、アニメ・映画以外のメディアの取材も多かった。 

ビジネスデーの会場では、やはり出展企業の減少などについて、国内外のアニメ業界関係者から懸念が多く指摘された。2014年以降のアニメフェアの大きな課題となりそうだ。
一方、海外バイヤーの大幅な減少にも関わらず、ビジネス見本市としての評価は全般に低くなかった。昨年より良くなったと声もあった。実際に、会場では海外からのバイヤーの姿はよく見られ、ビジネスミーティングも活発に行われている様子だった。
また、海外のアニメ関係者は、アニメフェアに合わせて来日する傾向が強く、アニメフェア前後に会場とは別にミーティングスケジュールをするケースが多い。国内外のビジネスシーズンを作りだす点で、アニメフェアは依然大きな役割を果たしている。

週末には幕張メッセでもうひとつの大型アニメイベント アニメ コンテンツ エキスポが開催される。しかし、ファンのための場でビジネスの場でないとして、現地には行かないとのビジネス関係者が多かった。
ビジネスのためのアニメフェア、ファンイベントとしてのアニメ コンテンツ エキスポと、イベントの機能の棲み分け進んでいることを感じさせた。
[数土直志]

東京国際アニメフェア2013
/http://www.tokyoanime.jp/ja/
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