河森正治監督の新企画第1弾「ノブナガ」多次元プロジェクト「The Fool」始動

特集 東京国際アニメフェア

マクロスシリーズをはじめ数々のヒット作を創り出してきた河森正治監督が新たな動きを始めた。3月21日、13時より東京国際アニメフェア2013のサテライトブースにて河森正治監督の新企画・多次元プロジェクト「The Fool」の発表が行われた。
その第1弾として『ノブナガ・ザ・フール』が明かされた始動する。よく知られた歴史を題材に新たなコンテンツが動き出す。

『ノブナガ・ザ・フール』は、河森監督を総監督としてキャラクター原案にカズキヨネさん、テーマ曲に吉俣良さんを迎える。発表会では「歴史物を作品にするチャンスがなかった」と河森監督が、企画になってから2年半やってきたと語った。その力の入り具合が窺える。
カズキさんも「合宿で語らいながら固めていった」、吉俣さんも「どんなサポートが出来るかと思うと楽しみです」と河森監督の新しいチャレンジに対してコメントを寄せた。

『ノブナガ・ザ・フール』は西洋の要素も取り入れながら、東の星と西の星が宇宙船で行き来してる世界観。戦国よりも一歩進んでるけど現代ほどでもない、歴史ファンタジーを取り入れたSFモノとなる。また新しく誕生する河森ワールドに期待が高まる。今後、多彩な企画が進むと見られる。
第1弾でノブナガを題材としたことについて河森監督は「いい意味でも悪い意味でも人の死が身近に合った世界。その時代の中で出てくるヒーローが破天荒なことをやってのけたことが凄い」と話す。「文化がぶつかり合った時に新しいモノが生まれるっていうのが今の時代にあってるんじゃないか」。

また「ブロードウェイでもAKBでもそうであるように、オフのちっちゃなところからでも変わったことをやって新しいチャレンジで皆さんと育てて行きたい」とも語った。過去、アメリカに取材に行った際に、ミュージカルは好きではなかったが生身の人間が出ることに関して隣の芝生がいいと感じていた。「色んなクリエイターやパフォーマーがぶつかり合って新しいものを生身出せたら」。

これまで『マクロスF』や『AKB0048』なども手がけてきた河森監督だが、そうした経験も活かされる。「ライブを同時進行で作っていくのが性に合ってる」と、作品にもライブ感を取り入れてきた。『創聖のアクエリオン』のアクロバティックな演出でも「生身の人が凄いことやってるんだから、このくらいやらないと駄目だ」という意気込みで制作した経験からでもある。

この「The Fool」には「騙すなど、愚か者みたいな人が何か面白いことをやる意味合いが込められている。「映像作品とライブの境目がなくなってきてるのも多次元プロジェクトの醍醐味」。年内までには出せたらと希望を語り発表を終えた。
[真狩祐志]

多次元プロジェクト「The Fool」
/ http://the-fool-project.jp/
《animeanime》

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