一番面白い海外マンガは何? 第1回「ガイマン賞」投票受付中 海外作品を紹介

ニュース マンガ

アメリカンコミックス、フランスのバンドデシネなどの海外のマンガ作品は、日本ではまだまだ馴染みの薄いジャンルだ。その一方で、海外作品の国内での翻訳出版点数は、着実に増えている。その関心は次第に高まりつつある。
そうしたなかで、海外のマンガ作品(アメリカンコミックス、バンドデシネ他)の普及を目指した読者参加型のイベント「ガイマン賞 2012」が設立された。日本で2011年10月から2012年9月までの一年間に翻訳出版された海外マンガの中から一番面白かった作品を決めるアワードだ。

「ガイマン」は、少し聞きなれない言葉かもしれない。これは米国やフランスなど、日本以外の海外で制作されたマンガと同様の表現を持つ作品を指している。マンガ、コミックス、バンドデシネなど、様々な表現があり、言葉の統一が難しい分野だが、ここでは海外の作品を「ガイマン」として、広く取りあげている。
そして、今回対象となった作品は、全66作である。読者はこのなかから最も面白いと思った作品に投票する。読者自身が面白かった作品を選ぶことで、既存のファンはもちろん、海外のマンガに興味を持った人にも様々な作品を手にして欲しいとしている。投票期間は11月11日(日)までだ。

66作品は、日本マンガの刊行タイトル数に比べると少なく感じるかもしれない。しかし、その数少ない翻訳作品に選ばれただけのことはあり、どれも選りすぐりの傑作である。
ガイマン賞にノミネートされている作品には"日本よ、これが映画だ"というキャッチコピーも話題となった『アベンジャーズ』の原作コミックや、2012年3月に亡くなったバンドデシネの巨匠メビウスが本名のジャン・ジロー名義で描いた西部劇『ブルーベリー』など、話題作が目白押しだ。

また、今回の企画にあわせて、東京・米沢嘉博記念図書館と京都国際マンガミュージアムでは全ノミネート作品の展示が行われている。さらに11月18日(日)に東京ビッグサイトで開催される「海外マンガフェスタ」では、投票結果のパネル展示も実施する。
海外には日本のマンガとは制作方法も表現スタイルも異なる多様なマンガの文化と歴史がある。出版社主導で制作が行われるアメリカのスーパーヒーローコミックスや、一人の作家が作品を丹念に描き上げるフランス語圏のバンドデシネなどは日本とは違った魅力を持った作品だ。「ガイマン賞」は海外マンガの面白さを知るきっかにもなりそうだ。
[高橋克則]

ガイマン賞 2012
/http://gaiman.jp/

投票期間:10月20日(土)~11月11日(日)
図書館での作品展示は12月中ごろまでを予定。
《animeanime》

関連ニュース

特集