フランスの書籍関係者が運営 子供たちが選ぶ日本マンガ賞「べるぜバブ」「しおんの王」など | アニメ!アニメ!

フランスの書籍関係者が運営 子供たちが選ぶ日本マンガ賞「べるぜバブ」「しおんの王」など

4月にフランスの書店「L'ange bleu」が明らかにしたマンガワ賞2012(Prix Mangawa 2012)から、そんな同国でのマンガに対する姿勢が窺われる。

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フランスは、海外で有数の日本マンガ市場とされている。少年マンガや少女マンガ、キッズ向け、そして青年マンガからアート色の強い作品まで数多くが翻訳出版され、幅広い層から人気を獲得している。
そんな日本のマンガだが、現地では実際にどう受け取られているのだろうか。この4月にフランスの書店「L'ange bleu」が明らかにしたマンガワ賞2012(Prix Mangawa 2012)から、そんな同国でのマンガに対する姿勢が窺われる。

「L'ange bleu」は、今年で8回目を迎えるマンガワ賞2012の受賞作品を4月3日に発表した。賞は3部門に分かれており、それぞれ少年部門は『べるぜバブ』(田村隆平)、青年部門は『しおんの王』(原作:かとりまさる、作画:安藤慈朗)、少女部門は『黎明のアルカナ』(神崎零夜)が輝いた。
この受賞作品は、11歳から18歳までの子どもたち3986人の投票により決められた。子どもたちが感動した作品が選ばれている。

同賞が特徴的なのは、その主催者である。「L'ange bleu」は、フランスのおよそ600の図書館や学校司書、出版関連メディアと協力して運営する。
子どもたちと図書館司書や教師たちが、マンガへの理解を深め、交流することを促している。海外では未だにマンガを「俗悪」と見る人も少なくないが、マンガに親しむ、マンガを読む習慣の普及にも大きな役割を果たしそうだ。

『べるぜバブ』は日本では「週刊少年ジャンプ」で連載中のギャグマンガ、魔王の息子を拾った男子高校生・辰巳を中心に様々な騒動が巻き起こる。
『しおんの王』は将棋の世界を舞台にした作品である。試合だけでなく、サスペンス満載の展開がファンの興味を惹く。両作品はテレビアニメ化もされている。
また、『黎明のアルカナ』は、二つの国の争いを描いたファンタジーマンガである。『Cheese!』(小学館)にて、連載中だ。

マンガワ賞2012(Prix Mangawa 2012)
http://www.prixmangawa.com/
《animeanime》
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