新海誠監督 中東3カ国でアニメ制作ワークショップツアー | アニメ!アニメ!

新海誠監督 中東3カ国でアニメ制作ワークショップツアー

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 アニメ監督新海誠さんが1月16日から2月11日までおよそ1ヶ月間近く、中東のヨルダン、カタール、シリアの3カ国でアニメ制作のワークショップを開催している。
 この企画は国際交流基金と各国の在日大使館が共催する。さらにはヨルダンの王立映画協会、カタールのカタール大学、カーネギメロン大学、シリアのダマスカス首都祭実行委員会が協力する。

 ワークショップでは、参加者がストーリーの作成、ロケハン、背景、動画などを組み合わせて、ビデオコンテ制作を行なう。またワークショップには新海誠監督のほか、コミックス・ウェーブ・フィルムの川口典孝代表取締役らのプロデューススタッフも加わる。アニメの技術や表現だけでなく、ビジネス面でのワークショップも行われる。
 期間中は一般や学生向けの講演会やアニメ作品の上映会も行う。新海監督の『ほしのこえ』、『雲のむこう、約束の場所』、『秒速5センチメートル』ではアラビア語字幕で上映を行う。

 国際交流基金は、日本の文化を世界に広く紹介する活動を続けている。その分野は伝統芸術だけでなく、アニメやマンガといったポップカルチャーにも及んでいる。これまでにも東南アジアや北アフリカにアニメのクリエイターやプロデューサーを派遣してきた。
 今回の企画もそうした一環であり、インディーズアニメ出身の新海監督を紹介する意欲的な試みとなっている。

 新海誠監督は、最新作『秒速5センチメートル』で、先頃、アジア太平洋映画祭の最優秀アニメーション映画賞、イタリアのフューチャーフィルム映画祭グランプリを立て続けに受賞するなど、国際的な活躍の場がさらに広がっている。今回も、新海監督の活動がさらに広がるチャンスになりそうだ。
 また日本のアニメ全体にとっても、中東地域でのアニメ文化紹介として意味がある。これまでアニメは東アジアや欧米で認知度が高くなっているが、最近は東欧や中近東、インドといった地域での注目も増している。
 しかしこうした地域では日本アニメが海外で紹介される機会は増えているが、日本企業の進出はなく、日本アニメを扱う現地企業も少ない。きちんとしたかたちで日本のアニメが紹介される数少ない機会である。

国際交流基金 /http://www.jpf.go.jp/j/index.html
新海誠サイト /http://www2.odn.ne.jp/~ccs50140/
コミックス・ウェーブ・フィルム /http://www.cwfilms.jp/

在ヨルダン日本大使館の紹介(英語)
/Visit to Jordan of Director Makoto Shinkai in January 2008
ヨルダンタイムズの関連記事(英語)
/Japanese filmmaker showcases anime in Jordan
《animeanime》
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