練馬アニメーション協議会は、主に練馬区のアニメーション事業者で組織する同業者団体で、アニメの産業と文化の振興を目指している。現在協議会はJETROが行なう地域産業間のビジネス提携の試みであるLocal to Local産業交流事業に申請を行い、フランスのアニメーションスタジオDef2ShootやSipAnimationとアニメーション作品企画や出資について話し合いを行っている。 今回の記者会見は、こうした取組みの成果が既にいくつか挙がっていることとを日本とフランスの関係者が紹介するものであった。
昨今、海外との新しいビジネスのありかたとして、国境を越えた共同制作が益々大きな関心を集めている。そのなかでフランス企業との共同制作は、実際にかたちとなっているものが多い。 例えば、日本ではJETIXが放送する『オーバンスターレーサーズ』は、日本のハルフィルムメーカーとフランスのSAVE! THE WORLDが制作した作品である。 フランスは日本との共同制作に協力体制の基盤が国として、今後も注目されていく可能性が高い。そうしたなかでJETROが中心となって行なっているアニメ事業におけるLocal to Local産業交流事業は、両国の協力体制をさらに推し進めることになる。今後の協力体制のさらなる発展が期待できるだろう。 (日詰明嘉)