大盛況の東京国際アニメフェア | アニメ!アニメ!

大盛況の東京国際アニメフェア

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 東京ビッグサイトにて 本日より4日間の予定で東京国際アニメフェアが開幕した。現在、日本には数多くのアニメ関連イベントが存在するが、東京国際アニメフェアはファンイベントであると同時にビジネスショーの機能を持っている点で異彩を放っている。このビジネスショーとして、アニメビジネスの振興を行うという趣旨により、東京国際アニメフェアは前半2日間をビジネストレードの場に特化したビジネスデイ、後半2日間を一般ファンに向けた広報活動の場である一般デイと切り分けている。
 本日は、このビジネスデイの初日になる。今回の東京国際アニメのこのビジネスショーとしての評価であるが、本日の会場の様子から判断すると大成功であったといえる。今年で4回目を向かえる同フェアのビジネスデイには第2回から今回まで計3回に参加しているが、今回は明らかに入場者数や質の面で群を抜いてると感じた。

 ビジネスフェアの評価は通常来場者の数で計られることが多いが、今回は開幕直後後の10時過ぎには、来場受付の窓口にかなり長い列が出来てた。また、海外受付の窓口にも短いながらも列が出来ていた。また、会場内は、開幕から閉幕近くまで人の波が途切れることがなく、スーツ姿の業界関係者があちらこちらであいさつする姿が見受けられた。入場者数は、だいぶ昨年を上回っているようだ。また、前回の出展者166企業・団体から197企業・団体に大きく増えたことにより、会場内のデッドスペースがなくなり会場の密度が高まった。多少狭くなった感はあるが、フェアの雰囲気を盛り上げるのに貢献している。
 これまでも、ビジネスショーとしての東京国際アニメフェアは大きな意味のあるものだったが、こうしたビジネスの場というイメージは薄かったように感じる。そうした意味で、今回は活発なビジネスが行なわれていること実感させるものであり、それは現在の日本のアニメビジネスの現状をも反映しているだろう。
 逆に言えば、これほど多くのアニメビジネスの関係者が社会に存在することに驚かされた。これは、近年のアニメビジネスブームとも無関係ではないだろう。フェアへの出展企業から、こうしたアニメビジネスの関連企業に製作会社、制作会社、流通会社、ゲーム会社、放送局、広告代理店、商社、教育機関、NPO法人、小売店、テーマパークなど様々な分野に広がっていることが判る。
 
 さらに、注目すべきは海外からの来場者が増えていることである。SARS騒動のあおりを受けた第2回は別としても、前回に比べて明らかに海外からの来場者が増えている。これが、今回のフェアのビジネス機能面での強化をサポートするのは間違いない。出展企業として中国、韓国が目立ち、欧米企業からの出展は数社のみであった。しかし、これは欧米企業の日本アニメの関心が薄れたというよりも、出展者ではなくバイヤーや情報収集側に回っていたようだ。むしろ、相次ぐ日米共同制作の発表は日米のつながりが今まで以上に強くなっていることを感じさせる。
 こうした中で、東京国際アニメフェアは将来的に作品を売りたい日本、韓国、中国、台湾企業と作品を買いたい欧米、日本、韓国、台湾企業といった場に変わっていく可能性を秘めている。現在、世界には文化的なイベントとしてのアニメ映画祭やコミケに代表されるファンイベントは存在するが、アニメに特化したビジネスショーは存在しない。わずかに、毎年7月に米国・アナハイムで開かれるアニメエクスポがその機能を一部代替しているのみである。
 今後とも世界一のアニメ生産量を誇ると言われる日本がアニメ専門のビジネスショーを開催する意味は大きい。情報は発信する場所に集まるとも言う。また情報が集まる場所に資金も集まる。ショーの中で行われるビジネスとは別に、ビジネスショーを行い産業を活性化させることは、国家の行うビジネスである。そうした意味で、前年のレベルに満足することなくさらなる改善を行い活性化を目指した東京都やアニメフェア実行委員会は高く評価されるべきであろう。

/東京国際アニメフェア 
《animeanime》
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