| [ 海外事情 ] |
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中国アニメ産業の現状 日中間の可能性を探って 増田弘道 3月に開催された東京国際アニメフェア(TAF)で中国文化部が日本のトップ企業並みの展示スペースを確保し、中国中央電視台(CCTV)など大手企業を引き連れ派手にPRする光景が見られた。また、閉塞気味の中国市場を打破すべく、『三国演義』(タカラトミー/北京輝煌動画公司/フューチャー・プラネット)のような日中合作アニメも生まれつつある。 中国アニメ事情 中国のレポートに入る前にざっと中国のアニメ制作概況について触れてみたい。3月に開催された東京国際アニメフェア動画協会ブースに中国アニメの年間制作分数のデータがあったのに気づかれたであろうか(表1)。これは03年からの中国国家広電総局発表のデータであるが制作分数がかなりの勢いで増えているのがわかる。 〈表1中国アニメ年間制作分数〉 中国アニメ発展の経緯 中国アニメの歴史は古く、アジアで初めてつくられた長編劇場アニメ『鉄扇公主』(1941年)が若き日の手塚治虫に影響を与えたことは知られているが、産業として興隆するのは、中国政府が重化学工業やIT産業や新技術産業分野から、環境エネルギー産業や文化産業にシフトした2000年代からであり、最近ではハイテクサービス産業(通信サービス・ネット産業・コンテンツ産業)として電子情報産業、バイオ産業、航空宇宙産業などと並んで「革新想像国家建設の重要任務」を持つものとして位置づけられるようにまでなった。 このような方針に基づき、政府は「アニメチャンネル開設及び国産アニメの放映時間増設、民営参画を奨励し」国産アニメ制作・放映活動を促進、省レベルのテレビ局によるアニメチャンネル開設、CCTV少年チャンネルにおける国産アニメ放映量の増加を計った。誕生以来、政府援助とは縁のなかった日本のアニメ産業界と見事なまでに対照的であるが、これによって中国のアニメ製作が促進されたのは間違いない。 「外国アニメ産業との提携強化」の意味 上記方針では同時に「外国アニメ産業との提携強化」も謳ってあるが、それは飽くまで海外からの技術導入や合作といった意味であって、逆に中国政府は国内アニメ産業保護のために海外アニメの放送規制を行った。 第2回に続く [筆者の紹介] |
| posted by animeanime at 2009.07.01 |
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