アマゾン 2007年のアニメDVDベスト10を発表 その1 | アニメ!アニメ!

アマゾン 2007年のアニメDVDベスト10を発表 その1

Amazon.co.jpによる「Best of 2007」が発表された。これは、同社によるベストセラーランキングで、商品別とジャンル別の詳細にわたって発表された。

コラム・レビュー
注目記事
Amazon.co.jpによる「Best of 2007」が発表された。これは、同社によるベストセラーランキングで、商品別とジャンル別の詳細にわたって発表された。

DVDストア・アニメジャンルのランキングは以下の通りである。

1. 時をかける少女 通常版   2007/4/20
2. レミーのおいしいレストラン   2007/11/14
3. 機動戦士ガンダム 劇場版メモリアルボックス   2007/12/21
4. コードギアス 反逆のルルーシュ volume09 (最終巻)   2007/9/25
5. 秒速5センチメートル 通常版   2007/7/19
6. The World of GOLDEN EGGS "SEASON 2" DVD-BOX   2007/3/23
7. ゲド戦記   2007/7/4
8. らき☆すた 1 通常版 2007/6/22
9. 天元突破グレンラガン 5 【完全生産限定版】2007/11/28
10. 銀魂 シーズン其ノ弐 03 【完全生産限定版】 2007/9/26

ランキングは『時をかける少女 通常版』が1位となった。昨年夏に小規模な規模で始まったこの映画は、ネット媒介とした口コミから評判となり、ロングランを記録した。昨年から今春にかけてのアニメに関する賞もほぼ独占し、満を持してのDVD発売で、高評価がそのまま好セールスに繋がった。
なお、DVD総合ランキングでは「限定版」が7位にランクインしている。アニメジャンルの1位が「通常版」ということに齟齬が生じるが、今回の順位はDVDの商品バージョンとしてではなく、『時をかける少女』という作品の売れ行きとして考えたい。

なお、限定版は発売1月後ほどで完売し、5月以降の売り上げは通常版が上回っている。マニア向け商品だと、限定版の出荷数のほうが圧倒的に多く、通常版の方が「限定的」になっている状況が珍しくないが、限定版がきちんと限定の役割を全うしたところからも、本作が非マニア層にも多く受け入れられていることが伺える。

2位の『レミーのおいしいレストラン』は、ピクサーによる1年ぶりの新作。監督のブラッド・バードさんは『アイアン・ジャイアント』『Mr.インクレディブル』などの作品でも監督を務め、高い評価を得ている。
本作は日本での興行収入も40億円を超えるなど、大成功を収めた。DVDの発売が11月中旬で、今回のランキングは11月末分までの集計であるため、集計時期がもっと遅ければ、1位を取っていたことだろう。

3位に入ったのは『機動戦士ガンダム劇場版メモリアルボックス』。驚くべきことに12月21日に発売される、現時点では予約段階の商品である。9月19日に発売を発表してから、予約注文だけで3位にまで上り詰めた。
ガンダムシリーズはバンダイビジュアルの売上のおよそ16.4%を占める稼ぎ頭で、中でもファーストガンダムは最も人気が高く、今回のHDプレミアムマスターで高画質化したことと、オリジナル音声版ということでファンの注目を集めたといえる。

4位の『コードギアス 反逆のルルーシュ』は、今やガンダムに次ぐバンダイビジュアルの稼ぎ頭で、1巻当たり平均で7万本を売り上げる商品。全巻で60万本を売り上げた新しい大ヒット作品となった。
最終巻となった9巻は初回限定で収納BOXが付いた。12月からは順次ファンディスクを発売し、4月から放送される第2シーズンを盛り上げていく。

5位は春に公開され、映像の美しさと評判が高い新海誠監督の新作『秒速5センチメートル』。短編3部で構成され、1部をYahoo!で先行配信したことでネット上で話題が盛り上がり、これまでよりも新海監督のファンをより一層広げることとなった。なお、11月には新海監督の筆による小説版の単行本が発売されている。
【日詰明嘉】

/その2に続く
《animeanime》
【注目の記事】[PR]

特集