新海誠監督4年ぶりの新作「星を追う子ども」 遂に公開 | アニメ!アニメ!

新海誠監督4年ぶりの新作「星を追う子ども」 遂に公開

新海誠監督の新作劇場アニメ『星を追う子ども』が、5月7日に全国公開した。本作は2007年に発表され国内外で高い評価を受けた『秒速5センチメートル』以来4年

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 2002年の『ほしのこえ』の発表以来、現在、アニメ界で最も注目される監督のひとり新海誠監督の新作劇場アニメ『星を追う子ども』が、5月7日に全国公開した。本作は2007年に発表され国内外で高い評価を受けた『秒速5センチメートル』以来4年ぶりの新作となる。
 舞台となるのは地下世界アガルタ、主人公の少女アスナは少年シン、妻との再会を切望しアガルタを探す教師モリサキと伴に伝説の地へ旅立つ。これまでにない大きな作品舞台は、新海誠監督にとっての新境地として注目だ。

 映画公開に初日には、東京・新宿バルト9にて新海誠監督に主人公アスナ役の金元寿子さん、一人二役シュンとシンを演じた入野自由さん、モリサキ役の井上和彦さんが出演する舞台挨拶が行われた。
 本作の制作は2年前にスタートしたという。それは今年3月にも続いていた。監督は先に起きた東日本大震災に触れながら、アニメーションを作ることについて観客にメッセージを送った。
 「エンターテイメントでしかないアニメーションを作り続けることの理由は、考えざるを得なかった。それでも制作者として思うのは、アニメーションまたは娯楽にしかできない役割があると信じている。少しでも皆さんの心のどこかに、この作品が居場所を見つけることができれば幸せだと思います」

 金元寿子さんは、本作のアスナ役が劇場アニメーション初の主役となる。初日を迎えたことについて、「アスナはこの作品で色んな経験をしていきますが、私自身もこの作品のなかでたくさんの経験をさせて頂きました」と挨拶した。
 また、入野自由さんは今回、シュン/シンという2役を演じたことについて、「(監督から)シュンは神秘的に、シンは少年らしさを持った男の子でというイメージがしっかりあったので、すごく演じやすかったですし、物語もいい物語だったのですごく楽しかったです。」と話した。
 井上和彦さんは、「見て頂けばわかると思いますが、人を愛するということはどういうことなんだろうと考えさられる役です」とこれから見る観客へむけたメッセージを送った。

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『星を追う子ども』
シネマサンシャイン池袋、新宿バルト9他にて全国公開中
公式サイト /http://www.hoshi-o-kodomo.jp/
配給: メディアファクトリー/コミックス・ウェーブ・フィルム
(c)Makoto Shinkai/CMMMY
《animeanime》
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