
この公開を記念して、都内・池袋シネマサンシャインと角川シネマ新宿で監督とカスミ役の花澤香菜さん、マルコ役の森川智之さんが登壇する舞台挨拶が行われた。いずれの劇場も満員となる、盛況なスタートとなった。
公開初日を迎えたことについて片山監督は、「映画はつくっただけでは完成したとは言えず、お客様に観ていただいてはじめて完成すると言った方がいましたが、いばらの王は皆様のおかげで今日、完成します。本当にありがとうございます」と挨拶した。映画公開によって、本当の意味での映画が完成したとのことだ。
ゲストの花澤香菜さんが演じるカスミは、コールドスリープから目覚めた後、怪物たちと戦かう少女役。監督は「カスミは普通の女の子なので、つくった演技ではなく、ナチュラルな演技がほしかったんです。で、ぴったりな人がここにいたということです」と配役決定の理由を紹介する。
また、そのカスミと共に、事件の謎に迫るマルコ役の森川さんについては、「森川さんは、色々なことをやってもらっても安定した演技をしていただけるところに惚れて、お願いしました」という。
最後にファンへのメッセージとして花澤さんは、「二度三度と観て気付く部分もありますので、皆さん"自腹の王"で(笑)劇場に来てください」。何度も、劇場に足を運んで欲しいと映画をアピール。
森川さんは、「重いテーマや、たくさんの濃いキャラクターなど、見所がたっぷりです。楽しんでください」と話す。
そして片山監督が、「見逃すと、あれ?となる仕掛けがありますので、気になった方は是非二度三度と観て楽しんでいただければとうれしいです」と。こちらも何度も観ることでより理解が深まる映画の魅力の紹介で舞台挨拶を締めくくった。
画像: (c)YUJI IWAHARA/PUBLISHED BY ENTERBRAIN, INC./Team IBARA
『いばらの王 -King of Thorn-』 /http://www.kingofthorn.net/jp/
