東京国際アニメフェア2009の会期3日目である3月20日、クリエイターズワールドに隣接するミニステージで、バーナムラボラトリーによる『星に願いを COLD BODY + WARM HEART』の上映会が開催された。 この『星に願いを COLD BODY + WARM HEART』は、昨年末のコミックマーケット75にて初販売された。今回、監督の市川量也氏がクリエイターズワールド・アドバンスへ出展したことからこの上映会が行われることになった。 上映の後には、早速続編の『星に願いを Fantastic Cat』の予告編も紹介された。この作品の企画者でプロデューサーの里見哲朗氏は「全く別の作品を作ろうと思っていたんですけど、買ってくれたお客さんから続きがないのはおかしいと言われまして」と、続編を制作することになった経緯を語った。 続いて監督の市川氏は、「映像的にも趣向を変えてみようと思っています」と答えた。それもあってか、紹介された予告編は前作と雰囲気が異なっているようだ。 これについて里見氏は、「もともと学園モノをやりたいと言ってたのに市川監督が宇宙モノを作ってしまったので、本来の形に戻ろうとしているだけです」と述べた。 この続編となる次回作『星に願いを Fantastic Cat』のプレスコは既に終わっており、今夏のコミックマーケット76を目標に制作を進めるとのことだ。 前作『星に願いを COLD BODY + WARM HEART』が20分くらいの尺でブルーレイディスクの空き領域が気になったため、次回の『星に願いを Fantastic Cat』ではフルHDで5.1チャンネル、そして40分くらいの尺を想定している。里見氏は価格の半分がBDの料金であることにも触れ、「基本的に商売を考えてないから出来ることなので、暖かい目で見守ってください」と挨拶を終えた。 監督の市川氏は2005年にクリエイターズワールドに出展していた。このバーナムラボラトリーは、今回『星に願いを』を制作するにあたり結成されたものだ。ブースでも次回作の『星に願いを Fantastic Cat』の予告編などが見られたほか、『星に願いを COLD BODY + WARM HEART』のBDも販売されていた。 『星に願いを COLD BODY + WARM HEART』のBDは、秋葉原のアニメイトとゲーマーズでも委託販売されている。【真狩祐志】バーナムラボラトリー /http://www.barnumlaboratory.com/当サイトの関連記事/バーナムスタジオ 自主企画アニメーション「星に願いを」をBD発売/アニメフェア クリエーターズワールド ミニステージのプログラム発表