3月30日、東京ビッグサイトの東京国際アニメフェア2008で開催されたステージイベント『アップルシード ジェネシス』で、2009年から始まる同テレビシリーズの概要の一部が発表された。 これまで未公表であったキャラクターデザインが、美樹本晴彦さんであることが発表され大きなサプライズとなった。美樹本晴彦さんは『超時空要塞マクロス』シリーズや『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』、『超時空世紀オーガス』などのキャラクターデザインなどで知られる。 今回のステージには、既に監督として発表されているロマのフ比嘉さん、人気声優の朴璐美さんが登壇した。そして、朴璐美さんが戦うヒロイン デュナン・ナッツ役を担当することも今回明らかになった。 朴璐美さんは、「まだアフレコは始まっていないけれど制作するスタッフの熱気をもの凄く感じている。こうした熱気に負けないように頑張りたい」とデュナン役に大きな意気込みを見せた。 一方、ロマのフ比嘉氏は初めてのテレビシリーズということで、緊張した面持ちだった。それでもテレビ放映1年前の現段階でシナリオは26話分が既に全部仕上がっていること、さらに絵コンテは8話まで出来ていることを披露し、会場と朴璐美さんを驚かせた。 また、今回新たに発表された美樹本晴彦さんのキャラクターデザインは、デュナンの姿とランドメイトが紹介され、ファンの注目を浴びていた。 SFマンガとキャラクターデザインの巨匠のコラボレーションとなる今回のデザインで、『アップルシード ジェネシス』の気になる内容がまた増えた。 特に、美樹本さんは近年イラストレーションの仕事が多く、アニメの仕事から遠ざかっているだけに、久々の大型テレビシリーズのキャラクターデザインとなるからなおさらだ。 実際のテレビ放映は2009年とまだ少し先になる。しかし、テレビアニメシリーズとしては、これまでほとんどないフル3D、魅力的なスタッフと、放映開始まで今後もまだまだ話題を提供し続けるに違いない。アップルシード ジェネシス原作: 士郎正宗(青心刊)監督: ロマのフ比嘉脚本: 野崎透/ロマのフ比嘉/烏丸涼キャラクターデザイン: 美樹本晴彦キャラクターボイス(デュナン): 朴ロ美(ロは王に路)制作・音響制作: ラデックスモバニメーション3D制作協力: スタジオアールエフ企画・製作: ミコット・エンド・バサラ /http://www.micott.jp/