作品は同日発表されたオンラインゲーム『ドルアーガの塔 the Recovery of BABYLIM』と同時展開するもので、大型アニメと大型オンラインゲームが同時展開することで大きな注目集めている。また、伝説のゲームのアニメ化、オンラインゲーム化に相応しく、両作品の制作には驚くほど豪華なクリエイター陣が参加する。

(c) NBGI/イズミプロジェクト
オリジナルのゲームの世界の数十年後を舞台にするというアニメ版には、映画『ブレイブ ストーリー』や『LAST EXILE』の監督を務めた千明孝一さん、シリーズ構成・脚本には『涼宮ハルヒの憂鬱』や『フルメタル・パニック!』の賀東招二さん、キャラクターデザインに国内外でカリスマ的な人気を持つ白亜右月さんが参加する。
さらにプロダクションデザインの小林誠さん、音楽の崎元仁さんなど一流クリエイターが並ぶスタッフ陣に、作品制作を担当するゴンゾの強い意気込みが感じられる。この作品プロジェクトが、数多いゴンゾ作品のなかでも、とりわけ力の入ったものであることが判る。
発表会に登壇した千明監督は、「自分もかつて『ドルアーガの塔』のファンだったが、その時のゲームでは最後まで登れなかった。今回は上まで登りたい。」と作品への決意を語った。
また、賀東さんは「現在まで書いた脚本は相当面白くなっている。自信があります。」と作品への期待を感じさせる発言だった。

『ドルアーガの塔』は、1980年代に一世を風靡したアーケードゲーム。全体のプロジェクトを進める石川真一郎GDH代表取締役によれば、世界初の電子上のロールプレイングゲームである。石川氏はエポックメイキングな作品として、今回アニメ化とオンラインゲーム化に取り上げたという。
これに対してオリジナルのゲームクリエイターであり、今回もスーパーバイザーとして参加する遠藤雅伸さんは、オリジナルのテイスト受け継いで、現在にマッチした作品を作って欲しいとした。
テレビアニメ『ドルアーガの塔~the Aegis of URUK~』は、来年春のテレビ放映開始を予定している。実際にファンの手に届くにはまだ時間がかかりそうだ。
しかし、オンラインゲーム『ドルアーガの塔 the Recovery of BABYLIM』は、今年12月にオンラインRPGのオープンβテストを開始し、来年 1月には正式サービス開始する。テレビの前にオンラインゲームで楽しみ、そのうえでアニメと同時並行で作品の世界が楽しめる。
早くも発表になった来年春のアニメ新番組の目玉作品として、『ドルアーガの塔~the Aegis of URUK~』が大きな話題を呼びそうだ。

公式サイト
/http://www.druaga-anime.com
【スタッフ】
原作:
バンダイナムコゲームス「ドルアーガの塔」
監督: 千明孝一
スーパーバイザー: 遠藤雅伸
シリーズ構成・脚本: 賀東招二
キャラクター原案: 白亜右月
アニメーションキャラクターデザイン:
朝来昭子
プロダクションデザイン: 小林誠
ドルアーガデザイン: 草なぎ琢仁
(※なぎの字は弓へんに剪)
色彩設計: 内林裕美
音響監督: 郷田ほづみ
音楽: 崎元仁(※崎の字はたちさき)
編集: 肥田文
アニメーション制作: GONZO
【プロジェクトスケジュール】(予定)
2007年11月 オンラインRPG:クローズドβテスト開始
2007年12月 オンラインRPG:オープンβテスト開始
2008年 1月 オンラインRPG:正式サービス開始
2008年 春 TVアニメ放送開始
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