CGアニメーションカンファレンス国際CG論文大賞決定 | アニメ!アニメ!

CGアニメーションカンファレンス国際CG論文大賞決定

 3月23日、24日に東京国際アニメフェアの関連企画として開催されたCGアニメーションカンファレンスNICOGRAPH Spring Festival in TAFは、大好評のなか2日間の日程を終えた。
 NICOGRAPHはもともと20年の歴史を持つ日本のコンピュータグラフィックス(CG)論文発表の場

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 3月23日、24日に東京国際アニメフェアの関連企画として開催されたCGアニメーションカンファレンスNICOGRAPH Spring Festival in TAFは、大好評のなか2日間の日程を終えた。
 NICOGRAPHはもともと20年の歴史を持つ日本のコンピュータグラフィックス(CG)論文発表の場である。芸術科学会が主催する。近年は提出論文の増加から論文発表を年2回に増やしている。
 今回はデジタル化の進むアニメーション産業と結ぶつきの強い学術分野として、日本のアニメのビジネスショーである東京国際アニメフェアに場所と時期を合わせて開催された。
 アニメーション産業を支えるクリエイティビテイとビジネス、そしてもうひとつの柱であるテクノロジーの分野のイベントとして注目を集めた。
 
 会期中は「コンピュータグラフィックスの最新動向」と題し、東京工業大学情報理工学研究科計算工学専攻の中嶋正之教授の基調講演のほか、CGAC2007国際CG論文大賞の優秀論文の発表、一般論文プレゼンテーション、さらにより多くの人に意見を伝える場としてポスターセッションなどが設けられた。様々なかたちの論文発表で、活発な意見のやりとりが見られた。
 中嶋正之教授は基調講演で、新しいCGの動向について紹介したほか、文部科学省科学研究費基盤に採択されたコンピュータグラフィックス技術のブレイクスルーを目指す「CG新地平」プロジェクトの概要を説明した。

 また、過去3年間国際的な場で発表されたなかから優秀論文を選出して表彰するCGAC2007 国際CG論文大賞には、最優秀賞にTakeo Igarashi氏、Tomer Moscovich氏、John F. Hughes氏による「As-Rigid-As-Possible Shape Manipulation」が選ばれた。
 さらに優秀論文賞に2編には、Jun Mitani 氏とHiromasa Suzuki氏の「Making Papercraft Toys from Meshes using Strip-based Approximate Unfolding」とYutaka Ohtake氏、Alexander Belyaev氏、Mark Alexa氏らの「Sparse Low-degree Implicit Surfaces with Applications to High Quality Rendering, Feature Extraction, and Smoothing」が選ばれた。

/CGアニメーションカンファレンスNICOGRAPH Spring Festival in TAF
日時:2007年3月23日~24日
場所:東京ビックサイト 会議棟
主 催:芸術科学会
協 力:文部科学省科学研究費基盤(C)「CG新地平」、財団法人デジタルコンテンツ協会
タイアップ:東京国際アニメフェア実行委員会
後 援:中間法人日本動画協会、CG-ARTS協会(財団法人画像情報教育振興協会)

芸術科学会  /http://www.art-science.org/
NICOGRAPH  /http://www.art-science.org/nico/

当サイトのTAF2007特集はこちら
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