電子書籍アワード特別賞候補にジャンプ無料配信やニコニコ静画 | アニメ!アニメ!

電子書籍アワード特別賞候補にジャンプ無料配信やニコニコ静画

前年1年間のベストな電子書籍を決定する電子書籍アワードが、本年も開催される。電子書籍アワード2012を主催するダ・ヴィンチ電子ナビと

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 前年1年間のベストな電子書籍を決定する電子書籍アワードが、本年も開催される。電子書籍アワード2012を主催するダ・ヴィンチ電子ナビと実行委員会は、各部門のノミネート作品を発表、さらに読者賞の投票受付を開始した。
 電子書籍アワードは、近年、電子書籍の配信や読書が広がりを見せるなかでスタートした。昨年、一年間に配信された電子書籍から人に薦めたい1作品を選ぶ。大賞のほか、文芸賞、書籍賞、コミック・絵本賞、特別賞、読者賞の各部門賞が設けられている。

 本年は、コミック・絵本部門には、『いのちのかぞえかた』(小山薫堂/千倉書房)、『ぴよちゃんのおともだち』(いりやまさとし/学研、フィジオス)、『僕らの漫画』(「僕らの漫画」制作委員会/Digital Catapult)、『いつも、どこかで』(木川田ともみ/Plus One Digital)、『ちきゅう時計』(rooter)の5作品がノミネートされた。
 また、文芸賞、書籍賞には、それぞれ5作品が挙げられている。いずれも2011年に話題を呼んだ取り組みになっている。

 とりわけユニークな候補が並んだのは、特別賞である。この部門は新しい仕掛け・取り組みやその年に話題となった作品・サービスに対して贈られる。昨年は絶版マンガを電子書籍で復活させる取り組みを行ってきたJコミが受賞している。
 今年は9作品・サービスが並ぶ。マンガ分野では、3月の東日本大震災でマンガ雑誌の流通が途切れたことに対応して行われた「週刊少年ジャンプ15号 特別無料配信」(集英社、Yahoo! JAPAN)が挙がっている。
 また、ニコニコ動画のエンタテインメント性を電子書籍にも移し替える「ニコニコ静画」(ニワンゴ)、今後、注目が高まるとみられる電子書籍の定額利用サービスを導入する「定額ハーレクインカフェ」(NTT Solmare)もある。「スティーブ・ジョブズ III」(著者:ウォルター・アイザックソン、翻訳:井口耕二/講談社)や「アガサ・クリスティー全集」(アガサ・クリスティー/早川書房)も話題作だ。

 今後、審査員による二次選考を経て大賞・各部門賞を決定する。また、読者賞は2012 年2 月29 日までサイトを通じて行われている読者投票によって決まる。

電子書籍アワード2012
/http://ddnavi.com/award2012-2/

[ノミネート作品]

■文芸部門
『枡野浩一短歌集 ロングロングショートソングロング』(枡野浩一/solosolo)
『藝人春秋』(水道橋博士/文藝春秋)
『神様のカルテ(※App Storeのアプリ版)』(夏川草介/小学館)
『谷川俊太郎の「谷川」』(谷川俊太郎/ナナロク社)
『伊集院静「男の流儀入門」』(伊集院静/M-UP)

■書籍部門
『人生がときめく片づけの魔法』(近藤麻理恵/サンマーク出版)
『イチロー・インタヴューズ』(石田雄太/文藝春秋、博報堂DYメディアパートナーズ)
『マーカス・チャウンの太陽系』(著:マーカス・チャウン 訳:糸川洋/Touch Press)
『体脂肪計タニタの社員食堂』(タニタ/大和書房)
『panologue_00(創刊準備号)』(Northern Lights)

■コミック・絵本部門
『いのちのかぞえかた』(小山薫堂/千倉書房)
『ぴよちゃんのおともだち』(いりやまさとし/学研、フィジオス)
『僕らの漫画』(「僕らの漫画」制作委員会/Digital Catapult)
『いつも、どこかで』(木川田ともみ/Plus One Digital)
『ちきゅう時計』(rooter)

■特別賞
『週刊少年ジャンプ15号 特別無料配信』(集英社、Yahoo! JAPAN)
『限りなく透明に近いブルー』(村上龍/G2010)
『Al Gore - Our Choice: A Plan to Solve the Climate Crisis』(Al Gore/Push Pop Press)
『あたらしいBCCKS』(BCCKS)
『定額ハーレクインカフェ』(NTT Solmare)
『「ミライ系NEW HORIZONでもう一度英語をやってみる」NEW HORIZON AR』(東京書籍、NamcoBandai Games)
『スティーブ・ジョブズ III』(著者:ウォルター・アイザックソン、翻訳:井口耕二/講談社)
『アガサ・クリスティー全集』(アガサ・クリスティー/早川書房)
『ニコニコ静画』(ニワンゴ)
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