ハリウッド外国人映画記者協会は、1月15日、2012年のゴールデングローブ賞の受賞作品を発表した。このうち最優秀アニメーション映画賞(Best Animated Feature Film)を、『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』が受賞した。 本作は、ベルギーのバンドデシネ作家エルジェの代表作を、アニメーション映画化したものだ。少年記者タンタンの冒険と活躍を描く。「インディ・ジョーンズ」シリーズなどで知られる巨匠スティーブン・スピルバーグの初のアニメーション監督映画でもある。 制作にあたっては、モーションキャプチャを多用することでアニメーション映画らしい映像づくりに成功した。また、謎のユニコーン号の財宝を巡る冒険ストーリーとアクション、そしてカメラワークに、スピルバーグらしさが表れた。 これが作品の高い評価に結びつき受賞に結びついたようだ。 同賞のノミネートには、『タンタンの冒険』のほかに、『アーサー・クリスマスの冒険』、『カーズ2』、『長ぐつをはいたネコ』、『ランゴ』の各作品が挙がっていた。いずれも、高い人気と評価を集めている。 なかでも『ランゴ』は、これまでに映画賞で『タンタンの冒険』を上回る受賞を得てきた。今回は、『タンタンの冒険』がそれをかわしたかたちだ。今後は、アニメーションに特化したアニー賞、そしてアカデミー賞のアニメーション部門の行方に関心が向かうことになりそうだ。ゴールデングローブ賞 公式サイト/http://www.goldenglobes.org/
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