角川書店「らき☆すた」など人気アニメをスマートフォン一挙投入 | アニメ!アニメ!

角川書店「らき☆すた」など人気アニメをスマートフォン一挙投入

MovieGateでアニメ配信のスマートフォン向けの大幅強化をした。配信先はiPhone/iPad向け、Android端末向けも加わる。

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kadokawaipad.jpg  角川グループでデジタルコンテンツ事業を行う角川コンテンツゲートは、4月28日より同社が運営する動画配信サイトMovieGateでアニメ配信のスマートフォン向けの大幅強化をした。配信先はiPhone/iPad向け、Android端末向けも加わる。
 グループ会社の角川書店が、人気のアニメ作品を提供する。スタート当初は12作品、180話以上を一挙に投入する。

 配信作品のなかにはアニメファンから圧倒的な人気を博した『らき☆すた』(全24話)や『ストライク・ウイッチーズ』1期、2期、『これはゾンビですか?』など有力タイトルが多数含まれる。サービス開始のスタートダッシュで一気にユーザーを獲得する狙いがありそうだ。
 スマートフォン市場の拡大に伴い、アニメのiPhone/iPad向け、Android端末向けの配信も増え始めている。既にモバイル動画配信のQTVがAndroid端末対応に、トムス・エンタテイメントの動画配信ポータル「ムービースクエア」がiPhone/iPad向けに対応、さらにマーベラスエンターテイメントとクランチロールによる配信サービスも始まっている。角川グループもいち早くこの流れに乗ることになる。 
 
 一方で、角川コンテンツゲートは、書籍・マンガ分野でも先頃「BOOK☆WALKER」でスマートフォン対応を始めている。2011年にグループ全体で一挙に新メディア戦略を進める。
 他社出版社、アニメ会社に先駆けた独自の展開は、市場で優位な立場を築く狙いがあるとみられる。ライバル企業にとっては手強い存在に映るだろう。
 しかし、一方で、弱みがないわけではない。提供するコンテンツが自社グループに偏っていることだ。2010年秋の「BOOK☆WALKER」プロジェクト発表時には、他社コンテンツの配信にも積極的に取り組むとしていたが、現段階ではそれは見えてこない。自社グループコンテンツユーザーの受け皿としても、十分大きな市場であることは確かだが、規模の利益が働く傾向が強いネット・モバイルでは、他社取り込みでビジネスの幅を広げる戦略も目指したいところだ。

MovieGate /http://movie-gate.jp/

[スマートフォン対応開始・第1回投入作品]
 『ストライク・ウイッチーズ2』
 『らき☆すたOVA(オリジナルなビジュアルとアニメーション)』(全1話)
 『そらのおとしもの』 (全12話)
 『そらのおとしものf (フォルテ)』 (全12話)
 『生徒会の一存』 (全12話)
 『ストライク・ウイッチーズ』 (全12話)
 『ストライク・ウイッチーズ2』 (全12話)
 『これはゾンビですか?』 (全12話)
 『風のスティグマ』 (全24話)
 『鋼殻のレギオス』 (全24話)
 『おまもりひまり』 (全12話)
 『こばと。』 (全24話)
《animeanime》
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