3月6日、三鷹市芸術文化センターにて第9回インディーズアニメフェスタのノミネート作品上映会が開催され、各受賞作品が発表された。三鷹市芸術文化センターでは3月4日より三鷹の森アニメフェスタ2011が開催されており、第9回インディーズアニメフェスタは最終日のイベントとして実施された。 今回の大賞<三鷹市賞>は石田祐康氏の『rain town』となった。石田氏は昨年『フミコの告白』でも大賞を受賞しており、2年連続での大賞獲得となった。今後も各映画祭やコンテストでも高い評価を得ていく事になりそうだ。 『rain town』は現在、第5回TOHOシネマズ学生映画祭で決勝進出作品の1つとなっている。第14回文化庁メディア芸術祭のシンポジウムでも自身が語っていたように『フミコの告白』が「動」の作品である一方で『rain town』は「静」の作品である。見た目のテイストも異なる作風を使い分けて勝負出来るクリエイターは数少ないだけに、その観点からも早くも将来が期待される逸材でもあるだろう。 石田氏の『rain town』は京都精華大学の卒業制作作品であるが、審査員特別賞を受賞した白井孝奈氏の『トリップトラップマップ』も同大学の卒業制作作品である。 このほかの主な受賞としては、ハッピープロジェクトの『フルーティー侍』が市民審査員賞となった。『フルーティー侍』は東京国際アニメフェア2011の第10回東京アニメアワード公募部門でも一般部門優秀作品賞を受賞するなどで賞歴を重ねてきている。【真狩祐志】インディーズアニメフェスタ /http://www.mitaka-univ.org/iafesta/当サイトの関連記事/第9回インディーズアニメフェスタ ノミネート作品発表第9回インディーズアニメフェスタ 受賞作品大賞<三鷹市賞> 『rain town』 石田祐康市民審査員賞 『フルーティー侍』 ハッピープロジェクト審査員特別賞 『トリップトラップマップ』 白井孝奈 『箱』 堀内菜穂
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