そのような中で半崎信朗氏が『Birthday』で最優秀賞を受賞した。この作品は半崎氏の東京藝術大学大学院の卒業制作作品である。半崎氏は2年前の「DigiCon 6+1」でも学部の卒業制作作品『Birds』で同じく最優秀賞を受賞しており、2冠となった。 『Birds』は2年前のユナイテッド・シネマが主催する「CG & ANIMATION FILM FESTIVAL 2005」でもグランプリを受賞しているが、これが縁で現在ユナイテッド・シネマで半崎氏の制作したマナーCMが上映されている。
他の国内の主な受賞作品については先の「air ANIMATION AWARD 2007」でも受賞した加藤隆氏の『around』と2年前の第8回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門に『夢』で奨励賞を受賞している新海岳人氏の『山と人』が優秀賞となっている。 加藤氏の作品は2年前の経済産業省が主催する「デジタルクリエイターズコンペティション2005」で優秀賞を受賞した同名の作品がベースとなっており、今年8月20日から9月1日まで開催された「ASK?映像祭2007」でも大賞を受賞している。 また、上甲トモヨシ氏の『雲の人 雨の人』が奨励賞となっているが、この作品は「ASK?映像祭2007」では久里洋二賞を受賞している。