モバイル・エンタテイメントのインデックスは、1月5日よりアトラスの人気ゲーム『ラジアントヒストリア』、『真・女神転生Ⅰ～Ⅲ』に収録された楽曲をiTunes Storeにて配信を開始した。これまではインデックス運営の携帯公式サイト「ATLUS MOBILE」で着うたと着うたフルを提供してきたが、iTunes Storeを利用することで、より多くのファンに曲を届ける。 楽曲数は全部で55曲、1曲あたり税込み150円となるほかアルバムでの販売も行う。こちらは1曲ごとよりリーズナブルな価格となっている。25曲収録の「ラジアントヒストリア オリジナルサウンドトラック」、30曲収録の「ATLUS MUSIC 真・女神転生 サウンドセレクションVol.1」がいずも税込2400円となる。 「ラジアントヒストリア オリジナルサウンドトラック」は、下村陽子が作曲したものでゲームの世界観を表現した楽曲で構成される。とりわけ霜月はるか さんが歌うテーマ曲「‐HISTORIA ‐」が人気だ。一方、「真・女神転生」は、シリーズ累計150万本を誇る女神転生シリーズの「真・女神転生」ⅠからⅢまでの楽曲を集めたセレクションアルバムとなっている。よく知られたゲームシリーズだけに人気を呼びそうだ。 また、iTunes Storeでの配信開始にあわせて、1月5日にPC向けにアトラスの音楽を紹介するサイト「ATLUS MUSIC」も開設した。新サイトは配信曲の検索とダウンロードを簡単に行なえるのが特徴である。 iTunes Store では有力コンテンツを出しても、他の多くの作品のなかにタイトルが埋もれてしまいアクセスが難しくなってしまうことが少なくない。そこで専門ポータルサイトを設けることで、ファンのニーズを素早く購入に結びつける。 インデックスはゲーム子会社のアトラスを、2010年10月に吸収合併している。現在、アトラスは同社のゲーム事業のブランドとなっている。合併の目的は、グループ間の事業をより効率的に進めることもある。ITやコンテンツの配信を得意とするインデックスと人気コンテンツを持っていたアトラスとの相乗効果が早くも発揮されているようだ。「ATLUS MUSIC」/http://www.atlusnet.jp/music/
