外務省は2007年にスタートし、今回で4回目を迎えた国際漫画大賞(International MANGA Award)の受賞作を発表した。最優秀賞には中国人作家のXiao Baiさんが描きベルギーのマンガ出版社KANAからフランス語圏で刊行された『Si loin et si proche・・・』が選ばれた。 作品は北京の大学寮に生活する女子大学生の前に未来からやってきた自分の息子が訪ねてきたことをきっかけに始まる物語で、SF仕立ての中に友情や恋愛、将来などの様々な問題を描いた。
最優秀賞は第1回、第2回と香港の作家が受賞しており、中華圏の作家が受賞するのは3度目となる。また、アジア以外の出版社の作品が最優秀賞となったのは今回が初めてである。 優秀賞は3作品、フランスの『Face cache 1巻』(作者:Olivier Martin、原作者:Sylvain Runberg)、スペインの『La Isla sin Sonrisa』(Enrique Fernández)、タイの『“The story begins with ・・・”』(VERACHAI DUANGPLA)である。このほか入賞として6作品が選ばれている。