2月5日より横浜市民ギャラリーあざみ野にてイメージの手ざわり展が開催される。このイメージの手ざわり展は展覧会、上映会、関連イベントで構成されている。 展覧会の出品作家は川戸由紀氏、志村信裕氏、田村友一郎氏、plaplax、松本力氏、横溝静氏、上映会の出品作家は一瀬皓コ氏、植草航氏、大川原亮氏、奥田昌輝氏、クリハラタカシ氏、銀木沙織氏、新海岳人氏、中田彩郁氏、早川貴泰氏、平山志保氏、横田将士氏、和田淳氏、山村浩二氏が参加する。 このうち上映会は、横浜市芸術文化振興財団の月刊誌「ヨコハマ・アートナビ」で紹介された作家の作品が紹介される。同誌では、2009年度に山村浩二氏が今回の参加作家のナビゲーター役を務めていた。 山村氏自身も『頭山』がアカデミー賞にノミネートされるなどでこれまで高い評価を得てきているアニメーション作家であるが、若手でも和田氏は『春のしくみ』が昨年のベネチア国際映画祭に、奥田氏は『くちゃお』が今年のベルリン国際映画祭にそれぞれノミネートされるなどで躍進が目覚ましい。本展でも両氏の2作品を見ることが出来る。 また会期中は、会場に設置されているiPadでも上映会作品の一部と作家インタビューを閲覧可能となっている。iPadで閲覧可能となっているのは本展にも参加している早川貴泰氏らのプロジェクト「SUSTANIME」で、文化庁の平成22年度メディア芸術人材育成支援事業に認定されて開発が進められているアプリケーションである。このプロジェクトには現在、早川氏のほかに半崎信朗氏、竹内泰人氏、宇佐美毅氏、山元隼一氏が作品を提供している。 イメージの手ざわり展は展覧会が2月20日まで、上映会は19日と26日となっている。上映会の後は、各参加作家による対談も予定されている。【真狩祐志】横浜市民ギャラリーあざみ野 /http://artazamino.jp/当サイトの関連記事/横浜のアート誌 若手アニメーション作家フォーカス 動画配信もイメージの手ざわり展 上映会上映作品2月19日（土） 『Orchestra』 大川原亮、奥田昌輝、小川雄太郎 『くちゃお』 奥田昌輝 『KASHIKOKIMONO』 早川貴泰 『山と人』 新海岳人 『向ヶ丘千里はただ見つめていたのだった』 植草航 『わからないブタ』 和田淳 『HAPPY BOGEYS』 クリハラタカシ 『記憶全景』 横田将士 『ひゃっかずかん』 山村浩二 『年をとった鰐』 山村浩二 『MAGGOT』 銀木沙織 『コルネリス』 中田彩郁 『ウシニチ』 一瀬皓コ 『swimming』 平山志保対談出演者：一瀬皓コ、銀木沙織、中田彩郁、平山志保 （予定） 2月26日（土） 『生活の音』 平山志保 『おばあちゃんの作業部屋』 中田彩郁 『阿吽二字』 早川貴泰 『夕暮れ団地』 クリハラタカシ 『アニマルダンス』 大川原亮 『夜の灯』 銀木沙織 『赤い靴』 植草航 『ステイタス』 新海岳人 『快楽の園』 奥田昌輝 『TWO TEA TWO』 一瀬皓コ 『新作（タイトル未定）』 横田将士 『春のしくみ』 和田淳 『カロとピヨブプト』『おうち』『サンドイッチ』『あめのひ』 山村浩二 『頭山』 山村浩二対談出演者：山村浩二、一瀬皓コ、植草航、奥田昌輝 、新海岳人、中田彩郁、早川貴泰、平山志保、横田将士、和田淳ほか（予定）
