こうした取り組みは国立大学の大学院としては、初めてアニメーション専攻を設置した横浜市の東京藝術大学大学院映像研究科との協力で実現する。同大学院の教授でもあるアニメーション作家の第一人者山村浩二さんが作品をセレクションし、作品の推薦コメントも掲載する。 1回目にあたる5月号に掲載されるのは、和田淳さんの『鼻の日』である。1980 年生まれの和田さんは、現在、東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻在籍中。2005年に『蠕虫舞手』で文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品に選ばれた。今回紹介される『鼻の日』は、バンクーバー国際映画祭招待上映やイメージフォーラムフェスティバル奨励賞、ノーウィッチ国際アニメーションフェスティバル Short Film 部門Best Short Film 受賞するなど国内外の賞を受賞している。